つたえたい、
心の手紙
いまは会えないあの人に
「つたえたい、心の手紙」

この活動を通して
「つたえたい、心の手紙」は、書くことで心の整理をする機会となる一方、読者の方からも、今ある大切な人たちと過ごす時間に改めて喜びを感じることができるという声が寄せられています。
この活動を通じて、手紙がもっている、“手紙を書いた本人だけではなく読んだ方への癒す力”“家族や友人との絆を再確認し、前向きに生きる気持ちにさせてくれる力”を皆様に少しでもお伝えできればと思います。

編集長が選ぶ、
今週の珠玉の1通
惜しくも受賞は逃したものの、作者の方の想いが強く感じられる作品を「珠玉の1通」としてご紹介いたします。
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約束
「行ってきます」と笑顔で家を出たあなた。まさか、突然空に舞い上がるなんて信じられませんでした。
JR福知山線脱線事故から9年という時間が流れました。
そして、支えてくれていた母もあなたのところに逝きました。独り遺された私。辛くて、苦しく、悲しみの日々でした。
でも、去年二人の思い出の地、ハウステンボスのチューリップの前で約束しました。どんなに辛くも泣かずに負けずに生きてゆきますって。
そして、あなたが残してくれた宝物に気付きました。
その中にあった「勇気」を見つける事ができました。
私への最期の贈り物。
人はいつか死んでしまう。遺された者の悲しみは計り知れないほど深い。でも、亡くなった人からの宝物を見つけた時、人は強くなると思います。
そして、心の中に生きている事をもっと強く感じます。
たった一度の人生で、巡り会えたあなたに、たくさんの贈り物を貰いました。あなたがくれた「勇気」を大切に持ち続けながらあなたと二人分の幸せを感じて、精一杯生きてゆきます。
いつか私もそちらに逝きます。あなたが天国で待っていてくれていると信じ、残りの人生を大切に悔いなく、穏やかに暮らしてゆきます。
時々、くじけたり、萎えたりする事あると思います。
その時はどうぞ力貸して下さい。あなたに出逢えて心から幸せです。今日もきれいな一番星見つけました。
「心の手紙」に
寄せられたご感想
応募者の方の声
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静岡県・50代・⼥性
応募をきっかけに、改めて⽗や⺟への想いを⾔葉にすることができました。
忙しさにかまけて、⾒ないふりをしてきたような気がします。こんな⾵に感じていたんだ、と⾃分の事ながら、読み返すことができたことが、今、⾃分への⽀えです。
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東京都・10代・⼥性
初めてこの公募を⾒かけて、「祖⽗に伝えたい」その気持ちでいっぱいになり書きました。書いている途中はあれこれ祖⽗との思い出がよみがえって、何度も涙が⽌まらなくなり書くのを中断しましたが、最後まで書き上げられてよかったです。祖⽗に届くように⼼から願っています。
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⼤阪府・60代・⼥性
今まで⼼残りで後悔していたことを⽂章にして、⾃分の⼼の整理をすることができました。
本⼈にはもう伝えることができませんが、今まで内に溜めていた気持ちを吐き出すことで、⼼が少し軽くなった気がします。 -
神奈川県・60代・男性
この作⽂を書くことで、家族を考える良い機会になりました。私のように感じられる⽅は多いと思います。とても良い企画と思いますので、これからもずっと続けていっていただきたいと願います。
読者の方の声
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富⼭県・60代・男性
⾝に染みるお話ばかりで涙が溢れてきました。⾃分の⾝の回りにいる⼈やお世話になった⽅を⼤事にし、⼈の痛みや悲しみを知り、思いを同じにすることでその⼈の気持ちをより深く理解することができるのだと思いました。
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愛媛県・40代・⼥性
過去の作品を読ませていただきました。それぞれの⽅の⼈⽣や⽣き⽅、思いが伝わり、⼼が温かくなりました。⾃分の⽣き⽅や⼈⽣を振り返り、今に感謝する良い機会になりました。
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埼⽟県・70代・⼥性
毎年楽しみにしておりますそして何度も繰り返し読ませていただいています。
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岡⼭県・40代・男性
毎回、読むたびに普通の⽣活が当たり前ではなく、有り難い事なんだと思います。
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