つたえたい、
心の手紙
いまは会えないあの人に
「つたえたい、心の手紙」
この活動を通して
「つたえたい、心の手紙」は、書くことで心の整理をする機会となる一方、読者の方からも、今ある大切な人たちと過ごす時間に改めて喜びを感じることができるという声が寄せられています。
この活動を通じて、手紙がもっている、“手紙を書いた本人だけではなく読んだ方への癒す力”“家族や友人との絆を再確認し、前向きに生きる気持ちにさせてくれる力”を皆様に少しでもお伝えできればと思います。
編集長が選ぶ、
今週の珠玉の1通
惜しくも受賞は逃したものの、作者の方の想いが強く感じられる作品を「珠玉の1通」としてご紹介いたします。
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今更優しくしても遅いよね
おじいちゃん。
片親だった私の親代わりになって育ててくれてありがとう。
銀行マンだったおじいちゃんの誠実な姿が今でも忘れられません。
でも、私はずっと照れくさくて素直に優しくしてあげる事が出来なかった。
目を合わせる事も、会話をする事もあまりしなかったよね。本当はもっともっと感謝の気持ちを態度で示したかったんだよ。
何で出来なかったんだろう。
去年の5月におじいちゃんが亡くなってから、仏壇に向かって話かけてもおじいちゃんは何も言ってくれないね。
今頃になって、どうしてもっと優しくしてあげられなかったのだろうって、とってもとってもとっても後悔しています。
そして今年の3月11日。
おじいちゃんのお墓は津波によってすべて流されちゃったんだよ。
苦しくなかった?寒がりだったから寒くなかったかと心配でした。
未だにお骨を取り出せずにいるけど、近いうちに必ず住職さんに連絡を取って陽の当たる暖かい場所に出してあげるからね。
これからも見守って下さい。
かわいくない孫だったかも知れないけど、心の底では今でもおじいちゃんの事が大好きです。
おじいちゃんがいなくなった事で気付いた事があります。
後悔する生き方はしちゃいけないという事。
素直に生きるという事。「心の手紙」に
寄せられたご感想応募者の方の声
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静岡県・50代・⼥性
応募をきっかけに、改めて⽗や⺟への想いを⾔葉にすることができました。
忙しさにかまけて、⾒ないふりをしてきたような気がします。こんな⾵に感じていたんだ、と⾃分の事ながら、読み返すことができたことが、今、⾃分への⽀えです。
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東京都・10代・⼥性
初めてこの公募を⾒かけて、「祖⽗に伝えたい」その気持ちでいっぱいになり書きました。書いている途中はあれこれ祖⽗との思い出がよみがえって、何度も涙が⽌まらなくなり書くのを中断しましたが、最後まで書き上げられてよかったです。祖⽗に届くように⼼から願っています。
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⼤阪府・60代・⼥性
今まで⼼残りで後悔していたことを⽂章にして、⾃分の⼼の整理をすることができました。
本⼈にはもう伝えることができませんが、今まで内に溜めていた気持ちを吐き出すことで、⼼が少し軽くなった気がします。 -
神奈川県・60代・男性
この作⽂を書くことで、家族を考える良い機会になりました。私のように感じられる⽅は多いと思います。とても良い企画と思いますので、これからもずっと続けていっていただきたいと願います。
読者の方の声
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富⼭県・60代・男性
⾝に染みるお話ばかりで涙が溢れてきました。⾃分の⾝の回りにいる⼈やお世話になった⽅を⼤事にし、⼈の痛みや悲しみを知り、思いを同じにすることでその⼈の気持ちをより深く理解することができるのだと思いました。
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愛媛県・40代・⼥性
過去の作品を読ませていただきました。それぞれの⽅の⼈⽣や⽣き⽅、思いが伝わり、⼼が温かくなりました。⾃分の⽣き⽅や⼈⽣を振り返り、今に感謝する良い機会になりました。
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埼⽟県・70代・⼥性
毎年楽しみにしておりますそして何度も繰り返し読ませていただいています。
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岡⼭県・40代・男性
毎回、読むたびに普通の⽣活が当たり前ではなく、有り難い事なんだと思います。
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