【特選】編集長が選ぶ、
今週の珠玉の1通
惜しくも受賞は逃したものの、作者の方の想いが強く感じられる作品を「珠玉の1通」としてご紹介いたします。
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花嫁の手紙
私が結婚して早、一年半が経ちました。
三年前、お母さんが彼に「お母さん、二年生存率だから早く花嫁姿見せてね」ってふいに言うもんだから「そんなこと冗談でも言わないでよ」って笑いながら言ったけど本当は私、泣くのを必死に堪えてたんだよ。それから二か月して彼がプロポーズしてくれた時、一番喜んでくれたのはお母さんだったね。
一年後に結婚式が決まって準備も忙しくて、自分のことでいっぱいいっぱいだった私。結婚式の一か月前に母の癌の再発がわかった時、本当に後悔した。どうしてもっと早く気づけなかったかなって…。結婚式の一週間前、立つことすらやっとで病院の先生に鎮痛剤打ってもらってまで私の花嫁姿を見届けてくれたこと一生忘れない。
あの頃、病気のことは周りには知られたくないって言ってたから花嫁の手紙では言えなかったことがあるんだ。少し遅くなったけど聞いてください。
お母さんへ
お母さんはいつも自分のことより家族のことを一番に考えてくれる人でした。自分の病気が初めて発覚した日も私たち娘のことを一番に気にして、病気が遺伝しないかの確認をしてくれたと聞き驚きました。自分が死ぬかもしれないのに、怖くないわけない。お母さんがどれだけ家族を大切にしてくれていたか身に染みて感じました。再発がわかった時、死を覚悟して私に言った言葉…
「花嫁姿を見せてくれたことが一番の親孝行」
親孝行したくてももうできない私にとって今、その言葉がなによりの心の支えです。
産んでくれて、育ててくれてありがとう。
私もお母さんのように家族を大切にできる人になりたいです。
愛される幸せ 愛す喜び
そして愛の意味を教えてくれてありがとう
「心の手紙」に
寄せられたご感想
応募者の方の声
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静岡県・50代・⼥性
応募をきっかけに、改めて⽗や⺟への想いを⾔葉にすることができました。
忙しさにかまけて、⾒ないふりをしてきたような気がします。こんな⾵に感じていたんだ、と⾃分の事ながら、読み返すことができたことが、今、⾃分への⽀えです。
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東京都・10代・⼥性
初めてこの公募を⾒かけて、「祖⽗に伝えたい」その気持ちでいっぱいになり書きました。書いている途中はあれこれ祖⽗との思い出がよみがえって、何度も涙が⽌まらなくなり書くのを中断しましたが、最後まで書き上げられてよかったです。祖⽗に届くように⼼から願っています。
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⼤阪府・60代・⼥性
今まで⼼残りで後悔していたことを⽂章にして、⾃分の⼼の整理をすることができました。
本⼈にはもう伝えることができませんが、今まで内に溜めていた気持ちを吐き出すことで、⼼が少し軽くなった気がします。 -
神奈川県・60代・男性
この作⽂を書くことで、家族を考える良い機会になりました。私のように感じられる⽅は多いと思います。とても良い企画と思いますので、これからもずっと続けていっていただきたいと願います。
読者の方の声
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富⼭県・60代・男性
⾝に染みるお話ばかりで涙が溢れてきました。⾃分の⾝の回りにいる⼈やお世話になった⽅を⼤事にし、⼈の痛みや悲しみを知り、思いを同じにすることでその⼈の気持ちをより深く理解することができるのだと思いました。
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愛媛県・40代・⼥性
過去の作品を読ませていただきました。それぞれの⽅の⼈⽣や⽣き⽅、思いが伝わり、⼼が温かくなりました。⾃分の⽣き⽅や⼈⽣を振り返り、今に感謝する良い機会になりました。
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埼⽟県・70代・⼥性
毎年楽しみにしておりますそして何度も繰り返し読ませていただいています。
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岡⼭県・40代・男性
毎回、読むたびに普通の⽣活が当たり前ではなく、有り難い事なんだと思います。
小冊子プレゼント

書籍のご案内

この活動を通して
「つたえたい、心の手紙」は、書くことで心の整理をする機会となる一方、読者の方からも、今ある大切な人たちと過ごす時間に改めて喜びを感じることができるという声が寄せられています。
この活動を通じて、手紙がもっている、“手紙を書いた本人だけではなく読んだ方への癒す力”“家族や友人との絆を再確認し、前向きに生きる気持ちにさせてくれる力”を皆様に少しでもお伝えできればと思います。
