つたえたい、
心の手紙
いまは会えないあの人に
「つたえたい、心の手紙」
この活動を通して
「つたえたい、心の手紙」は、書くことで心の整理をする機会となる一方、読者の方からも、今ある大切な人たちと過ごす時間に改めて喜びを感じることができるという声が寄せられています。
この活動を通じて、手紙がもっている、“手紙を書いた本人だけではなく読んだ方への癒す力”“家族や友人との絆を再確認し、前向きに生きる気持ちにさせてくれる力”を皆様に少しでもお伝えできればと思います。

編集長が選ぶ、
今週の珠玉の1通
惜しくも受賞は逃したものの、作者の方の想いが強く感じられる作品を「珠玉の1通」としてご紹介いたします。
-
いつか親友の君に伝えたい「息子はきのう他界しました」。
突然、君の携帯から届いたショートメール。病院で亡くなった君の携帯から、君の母が知らせてくれたのだった。血管の難病で20年以上も入退院を繰り返していた君の症状がそれほど深刻化していたとは知らなかった。まずそれを詫びたい。
君の闘病生活が長引くにつれ、友人は減り、交流が続いていたのは僕だけだったと聞いた。「息子と長い長い友達でいてくれてありがとう」。君の母は言葉を詰まらせながら電話で話した。でも実は全く違うんだ。
救われ続けたのは僕だった。君が亡くなって改めて気付かされた。世間的には有名な会社に入りながら人間関係に悩んで転職したとき、また失敗して会社を辞めたくなったとき、心の底から悩みをすべて話せたのは君だけだったし、損得抜きで本音で意見をぶつけてくれたのも君だけだった。
闘病生活で仕事ができない君からすれば贅沢な悩みだったろう。それを受け止めてくれた君こそ、僕にとって必要な唯一の親友だったんだ。
振り返ると初恋の相手を打ち明けあったり、大みそかの初詣後に徹夜で政治談議を交わしたり、これまで生きてきた中で思い出されるのは君と過ごした時間だ。何でも打ち明けられる親友こそ、この世で最も必要な存在だと、改めて気付かされた。そのことを君の母にはきちんと伝えたいと思う。
今、親友を失うことがこんなにも寂しいことかと痛感しているが、嘆いてばかりいては君に申し訳ない。
もうこの世にいない君が見ることができない世界を、僕はまだ見続けることができる。君が好きだった野球チームやアーチストの活躍も僕は見届けて、いつか君のいる世界にたどり着くことができたら、全部報告しよう。
君の記憶とともにその誓いを胸に刻み込んで僕は生きていこうと思う。
「心の手紙」に
寄せられたご感想
応募者の方の声
-
静岡県・50代・⼥性
応募をきっかけに、改めて⽗や⺟への想いを⾔葉にすることができました。
忙しさにかまけて、⾒ないふりをしてきたような気がします。こんな⾵に感じていたんだ、と⾃分の事ながら、読み返すことができたことが、今、⾃分への⽀えです。
-
東京都・10代・⼥性
初めてこの公募を⾒かけて、「祖⽗に伝えたい」その気持ちでいっぱいになり書きました。書いている途中はあれこれ祖⽗との思い出がよみがえって、何度も涙が⽌まらなくなり書くのを中断しましたが、最後まで書き上げられてよかったです。祖⽗に届くように⼼から願っています。
-
⼤阪府・60代・⼥性
今まで⼼残りで後悔していたことを⽂章にして、⾃分の⼼の整理をすることができました。
本⼈にはもう伝えることができませんが、今まで内に溜めていた気持ちを吐き出すことで、⼼が少し軽くなった気がします。 -
神奈川県・60代・男性
この作⽂を書くことで、家族を考える良い機会になりました。私のように感じられる⽅は多いと思います。とても良い企画と思いますので、これからもずっと続けていっていただきたいと願います。
読者の方の声
-
富⼭県・60代・男性
⾝に染みるお話ばかりで涙が溢れてきました。⾃分の⾝の回りにいる⼈やお世話になった⽅を⼤事にし、⼈の痛みや悲しみを知り、思いを同じにすることでその⼈の気持ちをより深く理解することができるのだと思いました。
-
愛媛県・40代・⼥性
過去の作品を読ませていただきました。それぞれの⽅の⼈⽣や⽣き⽅、思いが伝わり、⼼が温かくなりました。⾃分の⽣き⽅や⼈⽣を振り返り、今に感謝する良い機会になりました。
-
埼⽟県・70代・⼥性
毎年楽しみにしておりますそして何度も繰り返し読ませていただいています。
-
岡⼭県・40代・男性
毎回、読むたびに普通の⽣活が当たり前ではなく、有り難い事なんだと思います。
小冊子プレゼント

受賞作品を1冊にまとめた最新号の⼩冊⼦を、希望者全員にもれなくプレゼント。
小冊子プレゼントページ
書籍のご案内

「つたえたい、⼼の⼿紙」をもとに⽣まれた書籍をご紹介します。
書籍のご案内ページ