つたえたい、
心の手紙
いまは会えないあの人に
「つたえたい、心の手紙」
この活動を通して
「つたえたい、心の手紙」は、書くことで心の整理をする機会となる一方、読者の方からも、今ある大切な人たちと過ごす時間に改めて喜びを感じることができるという声が寄せられています。
この活動を通じて、手紙がもっている、“手紙を書いた本人だけではなく読んだ方への癒す力”“家族や友人との絆を再確認し、前向きに生きる気持ちにさせてくれる力”を皆様に少しでもお伝えできればと思います。

編集長が選ぶ、
今週の珠玉の1通
惜しくも受賞は逃したものの、作者の方の想いが強く感じられる作品を「珠玉の1通」としてご紹介いたします。
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愛されてるよ、お父ちゃん!お父ちゃん、あなたが天国へ旅立ってから、もう13年になりますね。
生前は、よく夫婦喧嘩をしてましたね。毎日のように飲み歩いて
深夜に帰宅するあなたのことを、母はいつも私に愚痴ってました。
「子供がいなけりゃ、とっくの昔に別れてる」って台詞、母から
耳にタコができるほど聞かされていました。
でもあなたが脳腫瘍で倒れた時の母の動揺ぶりは、傍で見ていられない
ほどでした。病室で朝から晩まであなたに付き添い、返事が返らぬ
あなたにずっと語りかけ、眠っている時は息をしてるかどうかあなたの
鼻に耳を当てて、生を確かめていました。
そしてあなたが危篤状態に陥った時、「今度喧嘩した時は謝るから、
私を独りにせんといて」って、母はあなたの胸に顔を埋めて泣き叫んで
いましたよ。
そんな母の願いも虚しく、あなたはさっさと逝ってしまいましたね。
最期のお別れの時に、母は、「この人はお金が無いと、あの世でも
生きていけないだろうから」って、柩の中に壱万円札を入れた巾着袋を
忍ばせていました。
そして火葬場で荼毘にふされたあなたの骨を拾う時、母はあなたの心臓
部分の灰をかき集めて骨壷に納めました。
「ここら辺にお父ちゃんの『心』があるから、置いてってもらうんや」って。
あなたがいなくなってからも、母は仏壇の前でお茶を飲みながら、毎日
あなたと話しをしています。
「なかなか迎えに来てくれへんから、もうアンタの顔、忘れてしもたからな」って、今日もケラケラ笑ってましたよ。
あなたの肉体は無くなってしまったけれど、あなたの心は永遠に母の中に生きています。
喧嘩するのは仲いい証拠だっていうけど、本当なんですね。
今でもずっと愛されてるよ、お父ちゃん!
「心の手紙」に
寄せられたご感想
応募者の方の声
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静岡県・50代・⼥性
応募をきっかけに、改めて⽗や⺟への想いを⾔葉にすることができました。
忙しさにかまけて、⾒ないふりをしてきたような気がします。こんな⾵に感じていたんだ、と⾃分の事ながら、読み返すことができたことが、今、⾃分への⽀えです。
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東京都・10代・⼥性
初めてこの公募を⾒かけて、「祖⽗に伝えたい」その気持ちでいっぱいになり書きました。書いている途中はあれこれ祖⽗との思い出がよみがえって、何度も涙が⽌まらなくなり書くのを中断しましたが、最後まで書き上げられてよかったです。祖⽗に届くように⼼から願っています。
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⼤阪府・60代・⼥性
今まで⼼残りで後悔していたことを⽂章にして、⾃分の⼼の整理をすることができました。
本⼈にはもう伝えることができませんが、今まで内に溜めていた気持ちを吐き出すことで、⼼が少し軽くなった気がします。 -
神奈川県・60代・男性
この作⽂を書くことで、家族を考える良い機会になりました。私のように感じられる⽅は多いと思います。とても良い企画と思いますので、これからもずっと続けていっていただきたいと願います。
読者の方の声
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富⼭県・60代・男性
⾝に染みるお話ばかりで涙が溢れてきました。⾃分の⾝の回りにいる⼈やお世話になった⽅を⼤事にし、⼈の痛みや悲しみを知り、思いを同じにすることでその⼈の気持ちをより深く理解することができるのだと思いました。
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愛媛県・40代・⼥性
過去の作品を読ませていただきました。それぞれの⽅の⼈⽣や⽣き⽅、思いが伝わり、⼼が温かくなりました。⾃分の⽣き⽅や⼈⽣を振り返り、今に感謝する良い機会になりました。
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埼⽟県・70代・⼥性
毎年楽しみにしておりますそして何度も繰り返し読ませていただいています。
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岡⼭県・40代・男性
毎回、読むたびに普通の⽣活が当たり前ではなく、有り難い事なんだと思います。
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