- 死亡後の⼿続き
病院で亡くなった後の流れは?最初にすることや葬儀までの手順を解説
/(株)くらしの友 儀典本部
2004年くらしの友入社、厚⽣労働省認定の技能審査制度「葬祭ディレクター」1級取得。
故人様とご遺族に寄り添い、大規模な社葬から家族葬まで、これまで1,000件以上の葬儀に携わる。
病院で家族が亡くなった後は、医師による死亡確認や葬儀社への連絡、搬送・安置の手配などを短い時間で進める必要があります。初めて経験する場面では、何から始めればよいのか迷う方も少なくありません。この記事では、病院で亡くなった後の流れを時系列で整理し、葬儀までに必要な対応を解説します。
この記事で分かること
- 病院で亡くなった後に最初にすること
- 死亡確認から搬送・安置までの流れ
- 葬儀社に連絡するときに伝える内容
- 死亡診断書や死亡届の基本的な扱い
- 家族・親族・菩提寺へ連絡するタイミング
- 葬儀の打ち合わせまでに整理しておくこと
目次
1 病院で亡くなった後の流れ
病院で亡くなった後は、死亡確認から搬送・安置、葬儀の打ち合わせ、死亡届・火葬許可の手続きまでを順に進めます。病院や地域によって一部の順序が前後する場合はありますが、基本的な流れは次のとおりです。
- 1.医師による死亡確認を受ける
- 2.葬儀社へ連絡し、搬送・安置を相談する
- 3.病院で退院・搬送の準備を進める
- 4.死亡診断書を受け取る
- 5.ご遺体を搬送し、安置する
- 6.葬儀社と葬儀の打ち合わせを行う
- 7.家族・親族などへ連絡する
- 8.死亡届・火葬許可などの手続きを進める
なお、法律上、死亡後24時間を経過しなければ火葬できません。逝去から火葬までは、式場・火葬場の空き状況や菩提寺(先祖のお墓がある寺院)・宗教者の予定、地域や時期によって、数日から1週間程度かかる場合があります。
2 1. 医師による死亡確認を受ける
病院で家族が亡くなった場合、まず医師が呼吸や心拍などを確認し、死亡を確認します。死亡時刻が伝えられた後、看護師などがご遺体を清めて身支度を整える「エンゼルケア」を行う場合があります。内容や所要時間は病院によって異なるため、病院スタッフの案内に沿って進めましょう。
医師による死亡確認後は搬送できるようになりますが、病院によっては死亡診断書が発行されてから搬送する場合もあります。搬送できる時刻や、死亡診断書をいつ受け取れるかを病院スタッフへ確認してください。
この時点ですべての葬儀内容を決める必要はありません。ただし、病院ではご遺体を長時間安置できないことがあるため、搬送先と搬送を依頼する葬儀社については早めに検討する必要があります。
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3 2. 葬儀社へ連絡し、搬送・安置を相談する
病院で亡くなった後は、ご遺体を自宅や葬儀社の安置施設などへ搬送します。病院から搬送先を確認されたら、葬儀社へ連絡して搬送と安置について相談しましょう。
3-1 葬儀社へ連絡するタイミング
医師による死亡確認が済み、搬送先を決める必要が出てきた段階で葬儀社へ連絡します。逝去が夜中・早朝であっても、24時間対応の葬儀社であれば搬送や安置を相談できます。
事前相談をしている場合は、相談した葬儀社へ連絡してください。葬儀社がまだ決まっていない場合でも、まずは搬送・安置のみを依頼できる場合があります。葬儀の契約までその場で決める必要はないため、搬送のみを依頼できるか、葬儀の相談や契約を後日にできるかを確認しましょう。
くらしの友では、搬送のみのご依頼も承ります。
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3-2 葬儀社へ伝える内容
葬儀社へ連絡するときは、次の情報を分かる範囲で伝えます。把握できていないことは、病院スタッフに確認しながら伝えれば問題ありません。
- ・故人の氏名
- ・亡くなった病院名・病棟・所在地
- ・医師による死亡確認が済んでいるか
- ・死亡診断書の発行状況
- ・退院・搬送の準備が整う時刻
- ・希望する安置先(自宅・安置施設など)
- ・連絡者の氏名・電話番号
- ・菩提寺や宗教者の有無
- ・希望する葬儀形式があれば、その内容
3-3 病院から紹介された葬儀社を必ず選ぶ必要はない
病院によっては葬儀社を紹介されることがありますが、紹介された葬儀社へ必ず依頼しなければならないわけではありません。事前に相談している葬儀社や希望する葬儀社がある場合は、自分で連絡して搬送を依頼できます。
紹介された葬儀社へ依頼する場合も、搬送だけを依頼するのか、その後の葬儀まで依頼するのかを確認しましょう。費用や対応範囲、安置施設の有無、面会できる時間なども聞いておくと、依頼内容を判断しやすくなります。
3-4 くらしの友では24時間365日ご相談を承っています
搬送先や安置場所が決まっていない場合や、病院から紹介された葬儀社に依頼するか迷っている場合も、くらしの友へご相談ください。24時間365日、搬送・安置に関するご相談を受け付けています。
ご希望の安置先や葬儀の形式、ご家族の状況などを伺いながら、その後の流れをご案内します。すでに事前相談をされている場合は、相談時に案内された連絡先へご連絡ください。
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4 3. 死亡診断書を受け取る
死亡診断書は、死亡届の提出や火葬許可を受けるために必要な重要書類です。病院で受け取ったら記載内容を確認し、原本を提出する前にコピーを取っておきましょう。
4-1 死亡診断書とは
死亡診断書は、医師が死亡を確認し、死亡の事実や原因などを記載する書類です。一般的な様式では死亡届と一体になっており、左側が死亡届、右側が死亡診断書です。死亡診断書は医師が記載し、死亡届は届出人となる遺族などが記載します。
4-2 死亡診断書を受け取った後に確認すること
受け取ったら、故人の氏名、生年月日、死亡日時、死亡場所などに誤りがないかを確認します。死亡診断書には医師の署名が必要です。病院名や医師名のゴム印、押印だけでは受理されないため、署名があるか確認しましょう。
不明点や記載漏れに気づいた場合は、病院に確認してください。
死亡届と死亡診断書の原本は市区町村役場へ提出します。提出後は原則として返却されないため、あらかじめ複数枚コピーを取っておくとよいでしょう。保険金の請求や年金関係の手続きなどで、写しが必要になる場合があります。
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5 4. 病院で退院・搬送の準備を進める
死亡確認後は、病院スタッフの案内に沿って退院・搬送の準備を進めます。搬送までに必要な時間や手続きは病院によって異なるため、分からないことはその都度確認しましょう。
5-1 病院内で行われる主な準備
病院では、エンゼルケアや着替え、荷物の整理、入院費の精算案内などが行われる場合があります。家族は、持ち帰る荷物や貴重品、死亡診断書などの書類を確認します。
葬儀社の寝台車を手配するため、退院・搬送の準備が整う時刻も確認してください。確認した時刻を葬儀社へ伝えると、迎えの時間を調整しやすくなります。
5-2 搬送先を決める
主な搬送先には、次のような場所があります。
- ・自宅
- ・葬儀社の安置施設
- ・安置設備のある葬儀会館
自宅へ安置する場合は、ご遺体を安置できる場所や、寝台車から室内までの搬入経路を確認します。安置施設を利用する場合は、面会の可否や時間、安置料、ドライアイスなどの追加費用を確認しましょう。
どこへ搬送すればよいか判断できない場合は、ご家族の希望や住宅事情を葬儀社に伝えて相談できます。搬送費は距離や時間帯によって異なり、深夜・早朝は割増料金が設定されている場合もあります。
また、安置日数によって安置料やドライアイスの費用が加算される場合があります。搬送費や安置費用が見積もりに含まれているか、内訳も確認しましょう。
6 5. ご遺体を搬送し、安置する
葬儀社の寝台車などで、病院から自宅や安置施設へご遺体を搬送します。家族が寝台車に同乗できるかどうかは、葬儀社や車両によって異なるため、希望する場合は事前に確認しましょう。
搬送後は、ご遺体を布団などに寝かせ、必要に応じて枕飾りやドライアイスによる保全処置を行います。枕飾りとは、ご遺体の枕元に置く小さな祭壇のことです。宗教・宗派や家族の希望によって用意するものが異なるため、葬儀社や菩提寺へ確認してください。
安置後すぐに葬儀のすべてを決める必要はありません。葬儀社と打ち合わせをしながら、形式や日程、参列者数などを順番に整理します。安置する日数は火葬場・式場の空き状況などによって変わるため、安置費用やドライアイスの追加費用についても確認しておきましょう。
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7 6. 葬儀社と葬儀の打ち合わせを行う
安置後は、葬儀社と葬儀の内容について打ち合わせを行います。打ち合わせは逝去当日または翌日に行われることが多く、所要時間は2〜3時間が目安です。参加した遺族の中から喪主を立て、葬儀形式や日程、場所、参列者数、費用などを一つずつ決めていきます。
7-1 葬儀の打ち合わせで決めること
打ち合わせでは、大きく次の3段階で内容を整理します。
- 1.喪主を決める
- 2.葬儀の形式・日時・場所を決める
- 3.葬儀の内容を決める
具体的な葬儀内容には、祭壇、棺、遺影写真、料理、返礼品、会葬礼状、供花・供物、宗教者への対応などがあります。費用だけで決めるのではなく、故人のために家族として何を大切にしたいかも話し合いながら整理しましょう。
くらしの友では、ご家族の希望やご予算、参列者数などを丁寧に伺い、葬儀の内容をご提案します。必要な項目を一つずつ確認しながら、葬儀の規模や内容に応じて複数の案をご提示することも可能です。
見積書には、祭壇や棺、料理、返礼品などの明細・内訳を記載し、費用の総額まで分かりやすくご案内します。内容を比較しながら、ご家族に合った葬儀の形を検討できます。
葬儀のこと、
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作成し、疑問にも丁寧にお答えします。
7-2 日程を決めるときの注意点
死亡後24時間は火葬できず、火葬場の空き状況によっては火葬まで数日かかることがあります。逝去翌日に必ず火葬できるとは限らないため、安置期間も含めて日程を確認しましょう。
葬儀の日程は、家族の希望だけでなく、式場・火葬場の空き状況、菩提寺・僧侶など宗教者の予定、親族が集まれる日、友引、年末年始など複数の条件を踏まえて決めます。
7-3 菩提寺・宗教者への連絡
菩提寺がある場合は、葬儀の形式や日程に関わるため早めに連絡します。夜中に亡くなった場合、緊急性が高くなければ翌朝9時以降など、相手に配慮した時間帯に連絡するとよいでしょう。
連絡時は、亡くなったことを伝え、菩提寺・宗教者の予定を確認します。その予定に合わせて、葬儀社と式場や火葬場の予約を調整します。候補日を複数用意しておくと、相談しやすくなります。また、一日葬や直葬(通夜や葬儀・告別式を行わず火葬のみで見送る形式)を希望する場合も、菩提寺への事前相談と了承が必要になる場合があります。了承を得ないまま進めると、後の手続きなどで行き違いが生じる可能性があります。
8 7. 家族・親族などへ連絡する
家族や親族などへの連絡は、相手との関係や決まっている情報に応じてタイミングを分けます。近い家族には逝去後すぐに伝え、その他の親族や友人・知人には、原則として葬儀日程が決まってから連絡します。
8-1 家族・近親者への連絡
配偶者や子ども、兄弟姉妹などの近い家族には、夜間であっても連絡して差し支えない場合があります。亡くなったこと、病院名や安置先、すぐに来てもらう必要があるか、今後の予定は追って連絡することなどを簡潔に知らせましょう。
例えば、「本日午前○時ごろ、○○が○○病院で亡くなりました。現在、搬送先を葬儀社と相談しています。葬儀の日程は決まり次第、あらためて連絡します」と伝えます。病院や安置先へ来てほしい場合は、場所や集合時刻も添えてください。
8-2 その他の親族・友人・知人への連絡
その他の親族や友人・知人には、葬儀の日程や場所が決まってから連絡するのが基本です。家族葬の場合は、誰に参列をお願いするかを家族で話し合ってから案内しましょう。
連絡するときは、亡くなったことに加え、通夜・葬儀の日時と場所、葬儀形式、香典や供花の扱いなど、決まっている情報を伝えます。まだ決まっていない項目がある場合は、確定後にあらためて連絡する旨を添えてください。
9 8. 死亡届・火葬許可などの手続きを進める
死亡届は、死亡の事実を知った日から7日以内に市区町村役場へ提出します。提出先は、故人の死亡地・本籍地、または届出人の所在地を管轄する市区町村役場です。
死亡届が受理されると、火葬に必要な火葬許可証が発行されます。実務上は葬儀社が提出を代行する場合もあるため、打ち合わせ時にどこまで対応してもらえるか確認しましょう。
必要書類や受付時間などの運用は自治体によって異なる場合があります。死亡診断書の原本を提出する前にコピーを取り、不明点は葬儀社または提出先の役所へ確認してください。
10 病院で亡くなった後に慌てないために事前相談を活用する
病院で亡くなった後は、短い時間で搬送先や葬儀社を決める場面があります。事前相談をしておくと、もしものときの連絡先や搬送・安置の流れ、葬儀費用の目安をあらかじめ確認できます。
10-1 事前相談で確認できること
事前相談では、主に次の内容を確認できます。
- ・もしものときの連絡先
- ・病院からの搬送先
- ・自宅安置・安置施設の選択肢
- ・葬儀形式ごとの流れ
- ・費用の目安・見積もり
- ・菩提寺がある場合の進め方
- ・家族で事前に話し合っておく内容
家族の希望がすべて決まっていなくても相談できます。自宅に安置できるか、どのような葬儀形式が合うかなど、気になることを一つずつ確認しましょう。
10-2 もしものときに相談できる窓口を確認しておく
24時間365日対応の窓口をあらかじめ確認しておくと、夜中・早朝に病院から搬送先を尋ねられた場合も連絡先を探しやすくなります。病院からの搬送、安置、葬儀の打ち合わせまで一連の流れを相談できるかも確認してください。
くらしの友では、病院からの搬送・安置だけでなく、事前相談や生前見積もりも承っています。もしものときの流れや葬儀について気になる点がありましたら、コールセンター(0120-466-544)へお気兼ねなくご相談ください。
11 病院で亡くなった後の流れに関するよくある質問
Q. 病院で亡くなった後、最初にすることは何ですか?
A. まず医師による死亡確認を受けます。その後、葬儀社へ連絡し、搬送先や安置先を相談します。病院に長時間安置できない場合もあるため、病院スタッフの案内を受けながら葬儀社への連絡を進めましょう。
Q. 病院から紹介された葬儀社に依頼した方がよいのでしょうか?
A. 病院から葬儀社を紹介されることがありますが、必ず依頼しなければならないわけではありません。事前に相談している葬儀社や希望する葬儀社がある場合は、自分で連絡して搬送を依頼できます。病院から紹介された葬儀社へ依頼する場合も、搬送だけか、葬儀まで含む契約かを確認してください。
Q. 夜中に亡くなった場合でも葬儀社へ連絡してよいですか?
A.24時間対応の葬儀社であれば、夜中・早朝でも搬送や安置について相談できます。病院から搬送先を確認された場合は、対応可能な葬儀社へ連絡しましょう。菩提寺への連絡は、緊急性が高くなければ翌朝9時以降など、相手に配慮した時間帯に行うとよいでしょう。
Q. 死亡診断書はいつ受け取りますか?
A. 死亡診断書は、医師の死亡確認後に病院で発行されます。受け取れる時刻は病院によって異なります。死亡届や火葬許可の手続きに必要な書類のため、受け取ったら記載内容を確認し、原本を提出する前にコピーを取っておきましょう。
Q. 病院で亡くなった後、葬儀まで何日くらいかかりますか?
A. 葬儀までの日数は、式場・火葬場の空き状況、菩提寺・僧侶など宗教者の予定、親族が集まれる日、地域の事情などによって変わります。死亡後24時間は火葬できないため、逝去翌日に必ず火葬できるとは限りません。火葬場が混み合う地域や時期には、火葬まで1週間以上待つ場合もあります。具体的な日程は葬儀社や菩提寺と相談してください。
Q. 病院で亡くなった後、病院への支払いはどのようになりますか?
A. 入院費などは、後日支払いになることが一般的です。ただし、精算の方法や時期は病院によって異なる場合があります。可能であれば、退院・搬送の準備を進める際に、医師または看護師、会計窓口へ確認しましょう。
12 まとめ|病院で亡くなった後は、死亡確認から搬送・安置まで順に進めましょう
病院で亡くなった後は、まず医師による死亡確認を受け、葬儀社へ連絡して搬送先と安置先を相談します。退院前に死亡診断書を受け取り、記載内容と医師の署名を確認したうえで、原本提出前にコピーを取っておきましょう。
安置後は、葬儀社と形式・日時・場所・内容などを打ち合わせます。菩提寺がある場合は僧侶の予定を確認し、その後に式場や火葬場の予約を調整します。日程が決まったら、その他の親族や友人・知人へ必要な情報を伝えてください。
逝去直後は、限られた時間で判断が必要になることがあります。事前に家族で希望を話し合い、相談先を決めておくことも一つの備えです。くらしの友では、病院からの搬送・安置、葬儀のご相談まで24時間365日承っています。故人のためにどのようなお別れをしたいかも含め、気になる点がありましたら、コールセンター(0120-466-544)へお気兼ねなくご相談ください。
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