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玉串料とは? 金額相場や書き方について詳しく解説

作成日:2023.12.20
最終更新日:
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秋葉 祐子のイメージ
監修者
秋葉 祐子
/(株)くらしの友 儀典本部

2004年くらしの友入社、厚⽣労働省認定の技能審査制度「葬祭ディレクター」1級取得。
故人様とご遺族に寄り添い、大規模な社葬から家族葬まで、これまで1,000件以上の葬儀に携わる。

玉串料とは、神式(神道)の儀式で玉串の代わりに神前に捧げる金銭のことです。現代の日本では、仏教式の葬儀が執り行われることが多く、神式の儀式の決まりごとや玉串料の相場などが分からず、不安に思う方もいるでしょう。

 

本記事では玉串料の意味や相場、神式における葬儀の流れについて分かりやすく解説します。

この記事で分かること

  • 玉串料とは玉串の代わりに神前に捧げる金銭のこと
  • 玉串料の相場は年齢や故人との関係によって変わる
  • のし袋の書き方や金銭の包み方にはマナーがある
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目次

  1. 1 玉串料とは何?
  2. 2 玉串料の金額の相場
  3. 3 葬儀の玉串料の書き方
  4. 4 神式(神道)の葬儀・告別式の流れ
  5. 5 玉串料に関するよくある質問
  6. 6 玉串料の相場やマナーを押さえて葬儀に参列しよう

玉串料とは、神式(神道)の儀式で玉串の代わりに神前に捧げる金銭のことです。現代の日本では、仏教式の葬儀が執り行われることが多く、神式の儀式の決まりごとや玉串料の相場などが分からず、不安に思う方もいるでしょう。

 

本記事では玉串料の意味や相場、神式における葬儀の流れについて分かりやすく解説します。

1 玉串料とは何?

玉串料とは、神式(神道)の儀式で神前にお供えする金銭のことです。ここでは玉串料の読み方や意味、神式の行事で神前に捧げる玉串料以外の金銭について解説します。

1-1 玉串料の読み方は?

玉串料の読み方は、「たまぐしりょう」です。神式の葬儀では、ご家族が神社へお渡しする謝礼金や、参列者がご家族へお渡しする金銭が玉串料と呼ばれます。玉串料は、仏教式の葬儀における、お布施や香典に該当する金銭と捉えると分かりやすいでしょう。

 

神式では、古くから神前へのお供え物に玉串が用いられてきました。玉串とは、榊(さかき)の枝に紙垂(しだ)や木綿(ゆう)を結び付けたものです。榊には神霊が宿ると考えられており、玉串は神式における信仰の象徴として重要な意味を持っています。

 

しかし、現代では儀式の参列者が伝統的な玉串を用意するのは現実的ではありません。そのため、玉串の代わりに玉串料として金銭を納めることが一般的です。

 

なお、玉串料は葬儀や告別式などの弔事だけでなく、神式の儀式全般で用いられます。祈祷やおはらいのお礼の他、結婚式や七五三などの慶事で納める金銭の名目も玉串料で構いません。

1-2 玉串料と御玉串料の違いは何?

玉串料は御玉串料と表記する場合もあります。これは表記が異なるだけで言葉の意味は同じです。御玉串料は、「おたまぐしりょう」もしくは「おんたまぐしりょう」と読みます。のし袋の表書きでは御玉串料と記入するのが一般的です。

 

なお、神式の儀式では玉串料ではなく初穂料(はつほりょう)として金銭を捧げるケースもあります。初穂とは、その年の最初に収穫されたお米のことです。神社には古くから豊作祈願の際に神様へお米を奉献する風習があり、祈祷やおはらいのお礼として初穂が納められてきました。現代ではお米を金銭に置き換え、初穂料として神前に納めることが一般的です。

 

ただし、葬儀や告別式などの弔事では初穂のお供えは不適切とされています。結婚式や七五三などの慶事では初穂料でも問題ありませんが、葬儀や告別式などの弔事では玉串料として金銭を納めましょう。

2 玉串料の金額の相場

玉串料の金額にもお布施や香典と同じく相場があります。故人との関係や参列者の年齢によっても玉串料の相場は変わるため、適切な金額を納めるようにしましょう。ここではご家族が神社にお渡しする玉串料と、参列者がご家族にお渡しする玉串料それぞれの相場を解説します。

2-1 神社にお渡しする玉串料の相場

ご家族が神社に捧げる玉串料の相場は30万~40万円ほどです。金額に不安があれば、神社に直接尋ねても問題ありません。神社から金額を指定された場合は、そのとおりの金銭をのし袋に包みます。神社から「お気持ちで」と言われた場合は相場の金額を目安にしましょう。

 

なお、神社によっては儀式や祈祷の種類に応じて、あらかじめ玉串料の金額が設定されているケースもあります。この場合の設定金額は、神社により異なるため、事前に確認しておくとよいでしょう。

2-2 ご家族にお渡しする玉串料の相場

葬儀の参列者がご家族にお渡しする玉串料の相場は、基本的には仏教式の葬儀における香典の相場と同じです。相場の金額は故人との関係性や参列者本人の年齢によっても変わるため、以下の表を参考に玉串料を用意しましょう。

故人との関係
20代
30代
40代以上
両親
3万~10万円
5万~10万円
5万~10万円
兄弟・姉妹
3万~5万円
3万~5万円
3万~5万円
祖父母
1万~3万円
1万~3万円
2万~3万円
叔父叔母
1万~2万円
1万~3万円
1万~3万円
友人やその家族
5,000~1万円
5,000~1万円
5,000~1万円
同僚・近隣住人
3,000~5,000円
3,000~5,000円
3,000~5,000円

3 葬儀の玉串料の書き方

葬儀の玉串料の書き方の解説図

ここでは玉串料を捧げる際の、のし袋の書き方や、お札の入れ方を解説します。玉串料の包み方に不安のある方は以下の内容を参考にしてください。

3-1 弔事ののし袋(不祝儀袋)のルール

玉串料はのし袋に包んでお渡しすることがマナーです。のし袋には慶事で用いる紅白の祝儀袋と、弔事で用いる白黒の不祝儀袋があるため間違えないようにしましょう。また、水引の色や結び方も用途によって異なるため、適切なのし袋を選ぶことが大切です。

3-1-1 不祝儀袋の選び方

神式の葬儀では、蓮の花や百合の花がデザインされた不祝儀袋は避けるようにしましょう。蓮の花は仏教、百合はキリスト教にちなんだモチーフであるため、神式の葬儀では不適切です。

また、お通夜や葬儀、告別式などの弔事で用いるのは白黒、双銀の不祝儀袋です。包む金額と不祝儀袋のデザインが不釣り合いにならないよう、金額に応じて使用する不祝儀袋を選びましょう。

【包む金額と不祝儀袋を選ぶ基準】

  • ・1万円未満:白黒の水引が印刷された不祝儀袋
  • ・1万円以上:白黒の水引が付属する不祝儀袋
  • ・5万円以上:大判の和紙で双銀の水引が付属する不祝儀袋

 

【水引の結び方】

弔事では不幸が続かないようにという意味合いから、二度と解けない結び方である「結びきり」の水引が使用されます。

3-2 表書きの書き方

表書きとは、のしの上段(水引の上側)に記載する、贈り物の目的を示す項目です。玉串料として納める場合は御玉串料と記載しましょう。なお、葬儀の場合の表書きは、御霊前、御神前、御榊料、御神饌料など、宗派によって異なるため事前に確認しましょう。

 

のしの下段(水引の下側)には金銭を納める方の名入れ(名前の記載)をします。名入れはフルネームで記載しましょう。連名の場合、3名まではそれぞれのフルネーム、それ以上の場合は代表者の名前を中央に記入します。

 

なお、弔事の表書き・名入れは薄墨で記入するのがマナーです。

3-3 お札を入れるルール

お札の包み方も慶事・弔事それぞれマナーが異なります。一つひとつのマナーに意味があるため、間違えないようにしましょう。

 

弔事のマナーは基本的に慶事の反対です。まず、お札は旧札を使用しましょう。新札しか用意できない場合は中央に折り目を付けてから包みます。

 

お札を封入する際は、お札の裏面が封筒の正面を向く状態にして、さらに肖像画が描かれている面が封筒の底に来る向きで入れましょう。

 

外袋に関しては、先に下側から折り、次に上側を折りたたみます。上側から折りたたまれた部分が表面に来ている状態で水引が掛けられていれば問題ありません。

4 神式(神道)の葬儀・告別式の流れ

神式の葬儀であっても、お通夜の後に葬儀・告別式が行われる流れは仏教の葬儀と同じです。ただし、神式の葬儀は神葬祭(しんそうさい)と呼ばれ、仏教の葬儀とはその意味合いが異なります。仏教の葬儀が、故人の魂を極楽浄土へお送りするための儀式であるのに対し、神式の葬儀は、故人を祖先と共に守り神として奉るための儀式です。

 

神葬祭の1日目では、通夜祭に続いて遷霊祭(せんれいさい)が行われます。遷霊祭は御霊遷(みたまうつし)とも呼ばれ、故人の魂を遺体から霊璽(れいじ・仏教における位牌に相当するもの)に遷すための儀式です。その後、神官、ご家族、参列者の順に玉串を捧げる儀式である玉串奉奠(たまぐしほうてん)を行います。

 

神葬祭の2日目では、葬場祭が行われます。葬場祭は仏教における葬儀で、告別式に該当する儀式です。神官により、故人の魂の平安とご家族の加護への祈りが捧げられます。なお、神式では、死を忌避すべき穢れ(けがれ)と考えるため、葬場祭は神社ではなく自宅やセレモニーホールなどで行われることが一般的です。

 

神式の葬儀・告別式の流れについてはこちら>

5 玉串料に関するよくある質問

最後に玉串料に関するよくある質問を紹介します。神式の慣習やマナーに不安がある方はぜひ参考にしてください。

5-1 神式(神道)の葬儀のマナーは?

神式の葬儀における服装、挨拶、持ち物のマナーは以下のとおりです。

5-1-1 服装

葬儀に参列する際の服装は一般的な喪服で構いません。男性であればブラックスーツ、女性であれば黒のワンピースやスーツなど、派手さのない服装で参列しましょう。また極端な肌の露出や、殺生を連想させる動物の毛皮などは控えるのが無難です。

 

なお数珠は仏教の道具であるため、神式の葬儀では必要ありません。

5-1-2 挨拶

冥福、成仏、供養などは仏教用語であるため、神式の葬儀では使用しない方が良いでしょう。故人のご家族への挨拶は「御霊(みたま)のご平安をお祈りいたします」が正解です。

5-1-3 持ち物

先述のとおり、玉串料を包むのし袋は白黒か双銀の不祝儀袋で、蓮や百合のモチーフが入っていないものを選びましょう。また、不祝儀袋は袱紗(ふくさ)に包んで持ち歩くのがマナーです。

5-2 神葬祭で行われる独自の儀式とは?

神葬祭では玉串奉奠の儀式が度々行われます。奉奠とは、謹んで供えるという意味で、玉串奉奠とは玉串を神前に捧げる行為を指します。神式の葬儀に参列する際は、作法に従って玉串奉奠を行いましょう。

 

玉串奉奠の作法は以下のとおりです。

  1. 1.斎主に一礼し、玉串を受け取る
  2. 2.祭壇の前に歩み寄り、故人に一礼する
  3. 3.根元が手前に来るように玉串を持ち、180度回転させて玉串案に乗せる
  4. 4.祭壇から1歩下がり、二礼二拍手一礼をする(忍び手で拍手の音を立てないようにする)
  5. 5.神官や遺族に一礼し、自席に戻る

6 玉串料の相場やマナーを押さえて葬儀に参列しよう

玉串料は、神式の儀式において神前に捧げる金銭のことです。神式の葬儀に参列する際は、相場に従って適切な金額を玉串料として包みましょう。また、玉串料を包む不祝儀袋の表書きや水引のマナーを守ることも大切です。

 

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