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友引に葬儀を行っても良い? 日取りのポイントを徹底解説

作成日:2023.12.07
最終更新日:
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秋葉 祐子のイメージ
監修者
秋葉 祐子
/(株)くらしの友 儀典本部

2004年くらしの友入社、厚⽣労働省認定の技能審査制度「葬祭ディレクター」1級取得。
故人様とご遺族に寄り添い、大規模な社葬から家族葬まで、これまで1,000件以上の葬儀に携わる。

日本には、暦の運勢を占う六曜(ろくよう、りくよう)という考え方があります。六曜の中でも結婚式などの慶事において、大安の次に縁起が良いとされているのが友引(ともびき)です。

日本では結婚式や入籍などの慶事や、葬儀などの弔事の日取りを六曜に基づいて決める風習があります。友引の日はお通夜や葬儀、告別式を行ってもよいのでしょうか。

本記事では、友引の意味や由来、お通夜や葬儀の可否、葬儀の日取りを決めるときに確認したいポイントを分かりやすく解説します。

この記事で分かること

  • 仏教やキリスト教では葬儀の日取りに六曜を考慮する必要はない
  • 「友を引く」と書くことから、友引の日には葬儀を避ける慣習がある
  • 葬儀の日取りを決める前には火葬場の空き状況、僧侶の予定、参列者の予定を確認する必要がある

目次

  1. 1 友引の意味とは:六曜の一つ
  2. 2 友引にお通夜や葬儀を行ってもよい?
  3. 3 友引以外の六曜と意味
  4. 4 宗教別:葬儀と六曜の関係
  5. 5 葬儀の日取りを決める前に確認すべき3つのこと
  6. 6 友引に関する4つのよくある質問
  7. 7 まとめ

1 友引の意味とは:六曜の一つ

友引(ともびき)は、中国の占いから生まれた六曜(ろくよう、りくよう)の一つで、暦における運勢を表す言葉です。2024年の友引は1月3日(水)から始まって、12月28日(土)に終わります。

 

友引は元々、「共引き」と書かれ、勝負事で共に引き分けになるという意味がありました。そこから良くも悪くもなく、平穏無事な日になるという考え方が生まれ、引っ越しなどに適した日ともいわれています。

2 友引にお通夜や葬儀を行ってもよい?

友引に葬儀を行うことは可能です。ただし2つの理由から、友引に葬儀を行うのは避ける方が多く見られます。1つ目は、友引は「友を引く」と書くため縁起が悪いと考えられているためです。お通夜はあくまでも故人との思い出を話しながら別れを惜しむ会ですが、葬儀(告別式)は故人との別れの場になります。そのため、ご遺族や参列者の心情をおしはかり、友引には葬儀を行わない傾向にあるようです。

 

2つめの理由は、火葬場が定休日であることが多いためです。先述の通り、友引に葬儀を行うのは縁起が悪いとされているため、火葬場も基本的には休みになっています。一部、友引に葬儀を行える場所もあるようですが、周囲からの反対があるかもしれないことは留意しておきましょう。

 

また地域によっては、友引の日に葬儀を行う場合、友引人形(こけしやぬいぐるみなど)を使うこともあります。友引人形に身代わりとして災いを引き受けてもらうことで、葬儀を行っても問題がないという考えのもとに行われている慣習です。

3 友引以外の六曜と意味

友引以外の六曜と意味解説図

友引以外にも、六曜には先勝、大安、先負、仏滅、赤口などがあります。それぞれの意味やお通夜、葬儀の可否を解説します。

3-1 先勝

先勝(せんしょう、せんかち)は、六曜における吉日にあたる日です。先勝には、先んずれば勝つという意味があり、勝負事や急ぎの用事に適した日だと考えられています。ただし、午前中は吉日となるものの、午後は運勢が良くないため、用事はお昼の14時までに済ませましょう。

 

先勝は、お通夜や葬儀を行っても問題のない日ですが、先勝の次の日が友引になるため、先勝の日にお通夜を行うと葬儀が友引の日になる点には注意しましょう。

3-2 大安

大安(たいあん)は、六曜でもっとも運勢が良いとされる日です。大安には大いに安しという意味があり、万事において良い結果が期待できる吉日だと考えられています。例えば、大安は結婚式や入籍などの吉事や、開業や開店など新しく物事を始める日にぴったりです。

 

大安と聞くと、おめでたい行事のための日というイメージがあるかもしれませんが、葬儀の日に大安を選んでも問題はありません。

3-3 先負

先負(せんぶ、さきまけ、せんまけ、せんぷ)は、六曜においてあまり運勢が良くないとされる日です。先負には、先んずれば負けるという意味があり、勝負事や急ぎの用事、重要な契約などを行うと良い結果が得られないと考えられています。ただ、午後14時からは吉日となるため、重要な用事をお昼以降に済ませる場合は問題がないとされます。

 

先負は、お通夜や葬儀などの弔事とは無関係の日です。先負の日に葬儀を行っても問題はないため、日取り決めにはさほど影響はないでしょう。

3-4 仏滅

仏滅(ぶつめつ)は、六曜における凶日にあたる日です。元は虚亡や物滅と呼ばれており、現在の仏をも滅ぼすという意味の仏滅へ変化しました。

 

仏滅の日は、一日中悪い運勢が続くといわれており、結婚式などの祝い事や引っ越しなどの用事には向いていませんが、お通夜や葬儀などの弔事は行っても問題のない日です。

3-5 赤口

赤口(せきぐち、しゃっこう、しゃっく)は、六曜における凶日にあたる日です。赤口という名前は、陰陽道における鬼神の一柱、赤舌神に由来しており、古くから不吉な日とされてきました。

 

また、赤口には血や火を連想させる赤という文字が含まれていることから、刃物の取り扱いや火事に気を付けなければならないとされています。ただ、赤口の日にお通夜や葬儀を行うのは問題ありません。

 

友引以外は、お通夜や葬儀を行っても大丈夫な日だと覚えておきましょう。

4 宗教別:葬儀と六曜の関係

他の宗教では、葬儀と六曜の関係をどのように捉えているのでしょうか。ここでは、仏教、キリスト教、神道と六曜の関係を簡単に解説します。

4-1 仏教

よく誤解されがちですが、仏教と六曜には直接的な関係はありません。仏教における葬儀は、六曜を考慮せずに日取りを決めることが一般的です。

 

ただし友引においては年配の方を中心に、葬儀の日取りで避けるべきだと信じる人がいるのも事実です。

しかし、仏教の宗派の一つである浄土真宗では、葬儀で友引を避けるという考えを否定しており、仏教の教えでも友引の日に葬儀を行っても問題はないとしています。

4-2 キリスト教

キリスト教の葬儀をする場合も、六曜に基づいて日取りを決める必要はありません。六曜は中国の暦に基づく考え方であり、西洋を中心に広まったキリスト教とは関係がありません。

 

そのため、カトリック・プロテスタントのいずれの宗派でも、六曜を気にせずに葬儀の日取りを決めてよいでしょう。

4-3 神道

神道は日本で生まれた宗教で、日本人の暮らしに深く根付いている考え方です。例えば、初詣、厄除け、七五三など、神道の考え方は日常生活に溶け込んでいます。

 

神道は六曜とは異なるルーツを持つ考え方ですが、神道の祭り事の日取りに六曜が影響するケースがあります。例えば、七五三やお宮参り、地鎮祭は、六曜に基づいて大安の日に行うことが一般的です。

 

一方で、神道には友引の日に葬儀を行ってはいけないという考え方はありません。

5 葬儀の日取りを決める前に確認すべき3つのこと

葬儀の日取りを決める前に確認したいポイントは3つあります。

  • ・僧侶の予定
  • ・火葬場の空き状況
  • ・参列者の予定

5-1 僧侶の予定

まず優先されるのが、僧侶や菩提寺の予定です。仏式の葬儀の場合、僧侶がいなければ葬儀を執り行うことができません。

菩提寺がある場合は、故人が亡くなった段階ですぐに連絡をし、お通夜や葬儀の依頼をしましょう。

僧侶の都合が合わない場合は、お通夜や葬儀の日程を調節する必要があります。

菩提寺が遠方にある場合や予定が埋まっている場合は、同じ宗派の別のお寺を紹介してもらえる場合もあります。

菩提寺がない場合は、葬儀を依頼する葬儀社に僧侶を紹介してもらいましょう。

5-2 火葬場の空き状況

次に考慮するのが、火葬場の空き状況です。葬儀や告別式の日程を決める前に、まず火葬場の空き状況を確認しましょう。

通常、お通夜は故人が亡くなった翌日から数日後、葬儀や告別式は翌々日以降に行うことが一般的です。しかし、先に葬儀の日取りを決めても、火葬場の空きがなければ、葬儀を行うことはできません。

 

特に首都圏に在住の方の場合、火葬場になかなか空きがなく、予約が取れないケースも少なくありません。火葬場の空き状況によっては、お通夜や葬儀の日程変更が必要になります。

 

葬儀を依頼する葬儀社を決めたら、葬儀社に依頼して火葬場の予約をしてもらいましょう。

5-3 参列者の予定

最後に考慮したいのが、家族や参列者の予定です。故人と生前深い関わりがあった人が葬儀に参列できるよう、各々のスケジュールを考慮して日取りを決めましょう。

 

どうしても参列して欲しい方がいる場合は、あらかじめお通夜や葬儀の候補日を知らせ、回答を待ってから日取りを決めるとスムーズです。また、海外に親族がいる場合は、帰国を待ってから葬儀を行うケースもあります。

 

葬儀は故人が亡くなってから、なるべく早く執り行うべきだと考える方もいるかもしれませんが、実際には、僧侶の都合、火葬場の空き状況、参列者の予定の3つを考慮して日取りを決める必要があります。

6 友引に関する4つのよくある質問

以下では、友引に関する4つのよくある質問を紹介します。

6-1 友引にやってはいけないことは?

仏教の考え方では友引の日に葬儀を行っても問題はありませんが、家族や参列者の中に抵抗感を覚える人がいる場合は、友引の日は避けた方が無難です。

 

また、友引の日を避ける人が多いため、友引の次の日は火葬場が混雑する傾向にあります。

6-2 今日亡くなった人の葬儀はいつ行う?

一般的には、故人が亡くなった日の翌日以降にお通夜、翌々日以降に葬儀や告別式を行います。従って、今日亡くなった人の葬儀は、翌々日以降に行うことになります。

 

故人の葬儀をなるべく早く行いたい人もいるかもしれませんが、法律によって、故人は亡くなってから24時間経過していなければ火葬することができません。

 

また、僧侶の都合や火葬場の空き状況、参列者の予定によって、葬儀が先延ばしになるケースもあります。葬儀の日取りはさまざまな事情を考慮し、柔軟に決めるのがポイントです。

6-3 お墓参りに行ってはいけない日は?

お墓参りは基本的にいつ行っても構いません。お墓参りは仏教の行事であるため、六曜とも関係がなく、仏滅や友引の日に行っても問題がないとされています。

 

ただ、人によっては以下の日を避ける場合があります。

仏滅
縁起が悪いため、お墓参りを避ける人がいる
友引
友引の日にお墓参りをすると、あの世に引き込まれると考える人がいる
年末年始
12月29日は「二重に苦しむ(29)」と読めるため、お墓参りには不適切だと考える人がいる

6-4 宗教と六曜の関係性は?

六曜に対する考え方は、宗教によって異なります。基本的に仏教やキリスト教など、六曜とルーツが異なる宗教は、六曜との関わりがほとんどありません。例外的に神道では、七五三やお宮参りなどの日取りを決めるときに六曜を考慮する場合があります。

 

六曜は、あくまでも中国の占いに由来する民間信仰です。宗教と六曜の間にほとんど関係がなく、仏式の葬儀やキリスト教の葬儀では、友引の日に葬儀を行うケースもあります。

 

六曜の考え方はあくまでも参考程度にとどめて、葬儀の日取りを決めることをおすすめします。

7 まとめ

仏教や神道、キリスト教などの宗教上は、友引の日に葬儀を行っても問題ありません。家族や参列者に年配の方がいる場合は、友引に葬儀を行うことを嫌がられる可能性もあります。近年は六曜を気にしない人も増えていますが、その点を考慮して葬儀の日取りを決めましょう。

また、地域によっては、友引の日に葬儀を行う場合は、友引人形を使うこともあります。

 

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