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第8回「空と海に囲まれて新たな旅路へ」編

作成日:2025.12.25
最終更新日:
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2020年6月 蒲田センター 主任 K.T.

 

遺族が故人様の生前のお姿を大切に思い、葬儀でも「故人様らしさ」をかたちにしたいと望まれるケースが増えています。

 

ある故人様のご葬儀のお打ち合わせの際、奥様が「祭壇のお花を、船のようにできないかしら?」とおっしゃいました。理由をお伺いすると、故人様についてお話しくださいました。

 

若いころの故人様は空に憧れ、戦時中は海軍に所属して、飛行機乗りに。定年退職後は飛行機を操縦する機会がなくなってしまわれました。次に故人様を強く引きつけたのはクルーズ旅行でした。クルーズ船のデッキに立つと、操縦席から360度ぐるりと空を見渡せた飛行機乗りだったころと同じ感覚を味わえるのだとか。こうして幾度も奥様と世界のクルーズ旅を楽しまれたそうです。

 

ご遺族とお話ししながら、青と白を基調にした花祭壇にすること、船を模したデザインにすることをご提案しました。

 

 

担当スタッフの渾身(こんしん)の作

私は奥様のお話にあったイメージを少しでもかたちにできればと思い、当社の祭壇スタッフと入念に打ち合わせを行いました。自由で開放的で青が広がる気持ち良さのなかに、さらにお2人の思い出の大型クルーズ船が悠々と海を進むイメージにしたいと伝えたところ、故人様が愛されたであろう雄大なデザインが完成しました。

 

その花祭壇は、ブルーに染まった空間から、白く大きなクルーズ船が斜め45度に進んでいるような迫力あるデザイン。ご遺族も「わあ!すごい!」「これぞまさに、おじいちゃん!」と感嘆の声を上げられました。ご遺族は棺もブルーをお選びになり、戒名にも空と海にちなんだ文字が入りました。祭壇の中央に飾られた遺影は船のデッキで撮影されたもの。あたかも、新しい旅路に向かわれた故人様が笑顔でたたずんでいらっしゃるかのようでした。

 

後日、ご遺族からお喜びの声をいただき、たいへんうれしく思いました。しかし、素敵なご葬儀を作れたのは、ご遺族から故人様への深い敬意と感謝がおありだったから。私たちの使命は、その想いに寄り添ったご葬儀をご提供することーそれを改めて心に刻みました。

 

 

※肩書きは当時のものです。

※てふてふの「想いをかたちに」から一部を抜粋、再編集したものです。

 

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