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年賀状じまいを友達に送る際の文例を紹介 送る手段や書き方のポイントも解説

作成日:2025.11.26
最終更新日:
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監修者
小川如水
/(株)くらしの友 商事本部

東京都23区エリアを中心に、法事や葬儀などの施行業務を担当。法事・法要・仏壇や位牌のほか、墓地や墓石など、先祖供養に関連するさまざまな知識をもつエキスパート。

友達に「年賀状じまい」を送りたいと思うものの、どのような言葉なら角が立たないのだろうかと迷う方は少なくありません。今後も良好な関係性を続けていくためには、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。

 

そこで本記事では、年賀状じまいが増えている背景や、年賀状じまいをすることのメリット・デメリット、友達へ送る際の文例などを紹介します。また年賀状じまいを友達に送る際の手段や書き方のポイントも解説しているので、ぜひ参考になさってください。

この記事で分かること

  • 年賀状じまいを送るようになった背景とメリット・デメリット
  • 年賀状じまいを友達に送る方法と文例
  • ケース別の年賀状じまいを友達に送る文例
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目次

  1. 1 年賀状じまいを送るようになった背景
  2. 2 友達に年賀状じまいを送るメリット
  3. 3 友達に年賀状じまいを送るデメリット
  4. 4 年賀状じまいを友達に送る手段と文例
  5. 5 【ケース別】友達に年賀状じまいを送る際の文例
  6. 6 年賀状じまいを友達に送る際のポイント
  7. 7 友達から年賀状じまいが来たらどう対応する?
  8. 8 まとめ

1 年賀状じまいを送るようになった背景

年賀状じまいを送るようになった背景の説明画像

近年、年賀状じまいを選ぶ人は増加傾向にあります。こうした背景には、主な通信手段の変化が挙げられるでしょう。

 

現在はSNSやメール、メッセージアプリの普及により、日頃の近況報告はオンラインで簡単に伝えられる時代になりました。また高齢化や終活の広がりにより、年賀状の作成や投函の負担を軽くしておきたいという声も増えています。

 

その他にも、年末は家事や仕事が集中しやすいことも一因となり、今後も年賀状は減っていくと見られています。

2 友達に年賀状じまいを送るメリット

年賀状じまいには、さまざまな前向きな効果があります。ここでは主なメリットを順に解説していきます。

2-1 人間関係を整理できる

年賀状じまいは、年賀状だけで続いていた関係を落ち着いて見直す良い機会になります。

 

相手と疎遠にするのではなく「感謝を伝えた上で、あいさつの形を改める」ことが大切です。文面では「今後も仲良くしてね」といった前向きな言葉を添えると、誤解を避けられます。

2-2 年賀状を作成・発送する手間と費用がなくなる

忙しい年末の年賀状づくりは、時間的にも体力的にも負担になりやすい作業です。写真選びから文面の作成、宛名の確認、印刷、投函と、多くの工程があります。年賀状じまいをすれば、これらの時間と労力を削減することが可能です。

 

またはがき代やインク代、印刷費、郵送などの出費もなくなります。

 

手間と費用が軽くなる分、家族との時間を増やす、休息を優先する、初詣や帰省をゆとりをもって行うなど、ゆったりとした年末年始を過ごせます。

2-3 新たな交流が始まることもある

年賀状じまいは、決して関係性の終わりを意味するものではありません。年賀状という形式がなくなっても関係性は保てます。

 

年賀状じまいの文面に、メールアドレスやLINEのIDなどの新しい連絡手段を添えておくと、そこから思わぬ再交流が生まれることもあります。

例えば「お久しぶりですね」と連絡をもらったり、SNS上で近況をやり取りするようになったりと、より身近な関係に発展する場合もあるでしょう。

「またお話しできたらうれしいです」といった自然な言葉を添えると、温かい印象になります。

3 友達に年賀状じまいを送るデメリット

年賀状じまいには多くのメリットがありますが、一方で注意すべき点も存在します。受け取る相手によっては、思わぬ誤解や寂しさを感じさせてしまうこともあるためです。

 

ここでは、年賀状じまいをしたことによって起こり得る3つのデメリットを紹介します。デメリットをふまえた上で、年賀状じまいの文面を考えることが大切です。

3-1 友達との関係が途絶える可能性がある

年賀状じまいをすると、年賀状でのやり取りが主な交流手段だった友達との縁が薄れることがあります。これは注意しておきたいデメリットです。

年賀状は年始の挨拶の代わりとしてだけでなく、一年の近況報告として活用していた方も多いでしょう。
その場合は、無理に年賀状じまいをする必要はありません。年賀状の代わりに、メールやSNSのメッセージなどで一年のあいさつや近況を送る方法もあります。

3-2 友達に絶縁宣言だと勘違いされるリスクがある

年賀状のやり取りを大切にしてきた人の中には「年賀状じまい」を絶縁のように受け取る方もいます。特に年長者の方や長年お付き合いのある相手には、配慮のある言葉選びが欠かせません。

 

誤解を防ぐためには「これまで毎年年賀状を送ってくれてありがとう」「今後も変わらず仲良くしてもらえたら嬉しいです」といった前向きな文を添えましょう。

また、新しい連絡先や連絡手段を一緒に伝えておくと、年賀状じまいが関係を絶つ意図ではないことが相手に伝わり、安心してもらえます。

4 年賀状じまいを友達に送る手段と文例

年賀状じまいを友達に送る手段の説明画像

年賀状じまいの伝え方は一つではありません。年賀状や寒中見舞い、メールやSNS、対面などさまざまです。相手との関係性や時期に合わせて、無理のない手段を選びましょう。

 

以下で、主な方法を文例付きで紹介します。

4-1 年賀状に書き添える

一つ目は、最後の年賀状として年賀状じまいを伝える方法です。いつもの年賀状に一言添えるだけなので、心理的な負担が少ない手段です。長年のやり取りに、穏やかな区切りを付けられます。

 

「終わり」「最後」という直接的な言葉は避けて前向きな言い回しにすると、受け手の印象が和らぎます。今後も交流したい相手には、メールやLINEの連絡先を忘れずに添えましょう。

明けましておめでとうございます

昨年は大変お世話になりました 今年もよろしくお願いいたします

 

さて 勝手ながら来年より皆さまへの年賀状でのごあいさつを控えさせていただくことにいたしました

 

これからはメールやLINEでメッセージのやりとりをさせていただければと思います

これからも変わらない良いお付き合いをよろしくお願いします

 

E-mailアドレス:××××@××××.×××

LINE ID:××××

 

令和〇年〇〇月

4-2 寒中見舞いで送る

相手から年賀状をもらった後に、寒中見舞いで年賀状じまいを伝える方法です。年賀状を出していない場合でも、丁寧に意向を伝えられます。

 

寒中見舞いは、松の内が明けてから立春までに送るのが一般的です。1月7日以降(地域によっては1月15日以降)に投函します。

 

まずは年賀状を受け取ったお礼を伝え、その上で今後は自身からの年賀状の送付を控える旨を穏やかに記します。感謝の言葉と、変わらぬお付き合いへの希望を添えると誤解を防げるでしょう。

寒中お見舞い申し上げます

今年もすてきな年賀状をありがとうございました

 

本年をもちまして 皆さまへの年賀状の送付を控えさせていただき

LINEやSNSで近況をお伝えできたらと思っております

 

いつまでも変わらないお付き合いのほど どうぞよろしくお願いいたします

 

LINE ID:××××

 

令和〇年〇〇月

4-3 メールやLINEでメッセージを送る

普段から連絡を取り合う友達には、メールやLINEでの連絡もよいでしょう。メールやLINEは手軽に使える分、気軽に送ってしまいがちですが、そのぶん相手への言葉遣いや配慮を丁寧にする必要があります。

 

メールの場合は文頭に個別に相手の名前を入れ、丁寧な文体で意向と感謝を明確に示しましょう。

LINEなどのSNSのメッセージ機能ではカジュアルな文で要点を簡潔に述べると自然です。文例では、相手が年賀状を準備する前の11月から12月初旬に送ることを想定しています。

【LINEの文例】

寒くなってきましたが、いかがお過ごしですか?

 

さて、来年から年賀状じまいをすることにしました。

今後もLINEや電話で定期的にやりとりができればと思います。

 

これからも変わらずに良いお付き合いをしてもらえると嬉しいです。

来年もよろしくお願いします。

【メールの文例】

件名:年始のごあいさつについて

 

〇〇さん、いつもご連絡をありがとうございます。

 

私事ですが、来年より年賀状でのごあいさつを控えることにしました。

これまで温かい年賀状をお送りくださり、ありがとうございました。

 

これからはメールやLINEで近況をお伝えできれば幸いです。

それでは、良い年をお迎えください。

 

LINE ID:××××

電話番号:

4-4 対面・電話で伝える

顔を合わせる機会が多い友達には、年賀状じまいをする旨を直接伝えてもよいでしょう。表情や声のトーンが伝わるため、誤解が生まれにくいのが利点です。相手が年賀状の準備を始める前の秋から初冬までを目安に伝えましょう。

 

共通の友達がいる場合は、伝え漏れがないよう意識しましょう。形式的な言い方は避け、理由は簡潔に、感謝は丁寧に伝えます。会う機会を設けるのが難しければ、電話でも問題ありません。

最近はLINEやSNSでやり取りすることが増えたので、来年から年賀状じまいをしようかと思います。

今まですてきな年賀状をありがとう。

これらも変わらず仲良くしてね。

5 【ケース別】友達に年賀状じまいを送る際の文例

年賀状じまいの理由は人それぞれです。また相手との関係性によって、ふさわしい伝え方は変わります。

 

ここからは、状況に応じた年賀状じまいの文例を紹介します。自分の状況に近いケースを参考に、無理のない表現を選びましょう。

5-1 家庭の事情が理由の場合

終活の年代でなくても、家庭の事情で年賀状じまいを選ぶことはあります。角が立ちにくいのは、個人の都合ではなく「家族の方針」として伝える言い方です。「家族で相談して」「家庭の都合により」と添えると、相手も受け止めやすくなります。

 

事情は詳しく書き過ぎず、感謝の思いを中心にまとめるとよいでしょう。子育てや転勤、介護などに軽く触れるのは差し支えありません。最後は「皆さまのご多幸をお祈りします」といった前向きな言葉で締めると、関係維持の意思が伝わります。

明けましておめでとうございます

今年もよろしくお願いいたします

 

私事ですが 家庭の都合により来年から年賀状の送付は控えることとなりました

これまで温かい年賀状を本当にありがとうございました

 

これからはメールやLINEで近況を送り合えたらうれしいです

いつまでも変わらずに良いお付き合いをしていきましょう

 

E-mailアドレス:××××@××××.×××

LINE ID:××××

5-2 高齢・終活を理由とする場合

高齢や終活を理由にする場合は、相手を不安にさせない言葉選びが大切です。体調の詳細は書かず「無理のない形でご縁を大切にしたい」と前向きに示します。

 

長年のお付き合いへの感謝を軸に「今後も変わらぬご厚情を」と続けると、関係継続の意思が伝わります。

 

連絡先を添えておくと、別の方法で交流を続けられます。

明けましておめでとうございます

昨年は大変お世話になりました 本年もよろしくお願いいたします

 

さて 私事ではございますが 年齢を重ねるにつれて年賀状の作成が困難になってまいりました

来年より 年賀状でのやり取りを控えさせていただけたらと思います

 

これまでのご厚情に心より感謝申し上げます

今後は電話やメールでの交流を大切にしてまいりたいと存じます

これからも変わらぬお付き合いをどうぞよろしくお願いいたします

 

E-mailアドレス:××××@××××.×××

5-3 年上の友達に送る場合

年上の友達や、年賀状文化を重んじる相手には、より丁寧な文体にするのが安心です。メールやLINEで伝えること自体は問題ありませんが、語尾や言い回しは控えめにします。「長年のご厚情に感謝」「ご健勝とご多幸をお祈り申し上げます」など、敬意のある定型句を取り入れると好印象です。

謹賀新年

旧年中は大変お世話になり 誠にありがとうございました

 

さて 私事ではございますが 長年続けてまいりました年賀状でのご挨拶を 本年をもって控えさせていただくことにいたしました

 

長年のご厚情に心よりお礼申し上げます

今後はメールやLINEでごあいさつさせていただければ幸いです

 

皆さまのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます

 

E-mailアドレス:××××@××××.×××

LINE ID:××××

6 年賀状じまいを友達に送る際のポイント

年賀状じまいを友達に送る際のポイントの説明画像

ここからは、年賀状じまいを友達に送る際のポイントを紹介します。誤解を与えずに円満に年賀状じまいができるよう、チェックしておきましょう。

6-1 全員へ送っていることを伝える

年賀状じまいを知らせる際は「皆さま」「どなたさまにも」といった包括的な表現で、同じ内容を広くお伝えしていることを示しましょう。特定の人だけに向けた通知に見えると「自分だけ縁を絶たれたのでは」と受け取られる恐れがあります。

 

柔らかい日本語で、一律の案内であることを穏やかに含ませましょう。家族連名の場合は「私どもより」「家族一同より」と添えると丁寧です。

 

なお「一斉送信」「全員に送っている」と直接書くよりも、上記のような婉曲表現が上品です。誤解を防ぎながら、気持ちを傷つけない伝え方になります。

6-2 今後もお付き合いを続けたい旨を伝える

年賀状をやめても、関係は続けたいという気持ちをはっきり言葉にすることも、年賀状じまいを作成する上で大切なポイントです。これまでの感謝を伝え、続けて「これからもよろしくお願いします」「変わらぬお付き合いをお願いできれば幸いです」と前向きな言葉を添えます。

6-3 今後の連絡方法を伝える

年賀状じまいをした後も関係を続けるには、連絡手段をはっきりと示すことが欠かせません。メールアドレスやLINE、SNSのアカウントなど、相手が使いやすい方法を具体的に記します。

 

「今後はメールでご連絡差し上げます」「LINEでもぜひお話ししましょう」などと一言添え、下に連絡先を分かりやすく記入しておきます。住所変更がある場合は、その旨と新しい住所も添えておくと安心です。

7 友達から年賀状じまいが来たらどう対応する?

友達から年賀状じまいを受け取ったら、まずは相手の意向を尊重しましょう。基本的に返信は不要ですが、返事をしてもマナー違反ではありません。

 

長年の付き合いがある、親しい間柄で気持ちを伝えたいという場合は、メールやLINEで一言だけ返すのも良い方法です。例えば「今までありがとう。これからもよろしくね」「落ち着いたらまた会おう」など、簡潔で温かい言葉が適しています。返信をするなら、相手の負担にならない短い文にとどめましょう。

 

また事情を詮索する表現は避け、感謝の思いを伝えることが大切です。SNSではいいねやその他のリアクションを送るのも一案です。

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8 まとめ

年賀状じまいは、人間関係を終わらせることを目的に送るのではありません。忙しさや環境の変化、年齢による負担など理由はさまざまですが、今までの感謝を言葉にし、無理のない関係性を続けるための手段です。

 

伝える際は、丁寧な言葉選びとタイミングを意識し、誤解がないように配慮しましょう。年賀状じまいをきっかけに、交流が再び広がることもあります。大切なのは、年賀状という形式ではなく、人とのつながりそのものを大切にすることです。

 

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