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家族葬で香典返しを渡す時期は? お返しが必要になる場合からおすすめの品物まで解説

作成日:2024.03.18
最終更新日:
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監修者
小川如水
/(株)くらしの友 商事本部

東京都23区エリアを中心に、法事や葬儀などの施行業務を担当。法事・法要・仏壇や位牌のほか、墓地や墓石など、先祖供養に関連するさまざまな知識をもつエキスパート。

一般的に葬儀を行った場合、喪主や故人の家族は参列者から香典を受け取ります。香典を受け取ったら、適切なタイミングで香典返しの送付が必要です。では、一般葬ではなく家族葬の場合でも、香典返しは必要なのでしょうか。

 

この記事では家族葬で香典返しを渡す時期や相場、おすすめの品物などを解説します。

この記事で分かること

  • 家族葬でも香典返しが必要なことがある
  • 香典返しは当日もしくは四十九日が明けてから送る
  • 香典返しは後に残らないものを選ぶ

目次

  1. 1 家族葬と香典返しの基礎知識
  2. 2 家族葬で香典返しを渡す時期
  3. 3 家族葬で香典返しが必要になる場合
  4. 4 家族葬における香典返しの費用相場
  5. 5 家族葬でおすすめの香典返しの品物
  6. 6 家族葬であっても香典返しが必要になることがある

1 家族葬と香典返しの基礎知識

家族葬で香典返しを渡す時期を把握する前に、両者の基礎知識を把握しておきましょう。

1-1 家族葬とは

家族葬は、一般葬よりも参列者が少ない小規模な葬儀です。参列するのは故人の家族や親族、親しかった友人などです。家族葬は参列者が少ないので、喪主をはじめ故人の家族は参列者への対応に追われることがありません。そのため、故人との最後の時間をゆっくりと過ごせるという特徴があります。

 

家族葬に参列する人数には決まりがありません。しかし葬儀会社との契約によっては、参列者が増えると別途追加料金が発生する可能性があるので注意しましょう。

 

家族葬については下記ページで詳しく解説しています。

家族葬とは?

1-2 香典返しとは

香典返しとは、葬儀の参列者が持参した香典に対して、故人の家族がお礼として渡す品物のことです。

 

葬儀の後から四十九日までに用意して、四十九日が明けたタイミングで送付、あるいは手渡しするのが一般的です。最近では、葬儀の場でお返しする即日返しという方法を取るも増えています。

 

なお家族葬においては、香典を辞退するケースもあります。

 

家族葬における香典のマナーについては、下記記事で詳しく解説しています。

家族葬における香典返しのマナー

2 家族葬で香典返しを渡す時期

家族葬で香典返しを渡す時期

家族葬で香典返しを渡す時期は次の2パターンです。

 

  • ●     即日返し
  • ●     後返し

 

それぞれにメリット、デメリットがあるので把握しておきましょう。

2-1 即日返し(当日返し)

先述のとおり即日返しとは、香典を受け取った当日に香典返しを渡すことです。即日返しであれば、受け取った香典や供物などを管理する香典帳の整理や、発送の手続きなどが発生しないため、葬儀後の負担を軽減できます。

 

ただし、受け取った香典の金額を確認する前に返礼品を渡してしまうため、金額に応じた香典返しを渡すのが難しくなるでしょう。高額な香典を包んでくれた参列者がいた場合は、改めて香典返しを送るというケースもあります。

2-2 後返し

後返しは香典を受け取ってから後日にあらためて香典返しを送る方法です。後返しであれば、受け取った香典額に応じた香典返しを準備・発送できます。一方、後返しは葬儀後に香典返しを行う手間が増えるというデメリットもあります。

香典返しを送るタイミングは、仏式の葬儀の場合は忌明けである四十九日法要が終わってから1カ月以内が一つの目安です。

※浄土真宗では故人は亡くなったらすぐに極楽浄土に行くと考えられており、忌明けの考え方はありません。

 

その他の宗教の場合、後返しで香典返しを送るタイミングは下記を目安にするとよいでしょう。

 

  • ●     神道:亡くなってから50日目に行われる五十日祭を終えたタイミング
  • ●     カトリック:30日目の追悼ミサを終えたタイミング
  • ●     プロテスタント:亡くなってから1カ月後の召天記念日を終えたタイミング

 

なお、家族葬での香典返しに添える挨拶状については、以下のページをご参考ください

 

香典返しに関して>

 

3 家族葬で香典返しが必要になる場合

家族葬で香典返しが必要になる場合

故人の家族や親族など、限られた人が参列する家族葬であっても、次のようなケースでは香典返しが必要になります。

 

  • ●     参列者から香典を渡された
  • ●     現金書留で香典を受け取った
  • ●     葬儀を終えてから香典を受け取った

 

3-1 家族葬の参列者から香典を受け取った場合

家族葬であっても、故人と親しかった友人が香典を包んでくれるケースがあるでしょう。また、親族が香典を用意してくれることもあります。このような場合は、香典返しを渡すのがマナーです。即日返しにするか後返しにするかは、家族で話し合って決めると良いでしょう。

3-2 香典が現金書留で送られてきた場合

家族葬に参列しなかった人から、香典を現金書留で送られてくることがあります。このような場合も、香典返しが必要です。香典返しは四十九日が明けてから送ります。

3-3 葬儀後に香典をいただいた場合

葬儀後の弔問の際に手渡しで香典をいただくこともあります。弔問客が香典を持参してくれた場合は、あらかじめ香典の受け取り辞退の旨を伝えている場合でも、頑なに断らずに快く受け取りましょう。

 

葬儀後の弔問で香典を受け取ったら、四十九日が明けたタイミングで香典返しを送ります。

4 家族葬における香典返しの費用相場

家族葬における香典返しは、香典の半額(半返し)をベースに、半額から3分の1までを目安に選びましょう。例えば、受け取った香典が3万円であれば、半返しの1万5,000円から3分の1の10,000円が目安です。

 

なお、香典の中には会社名義で送られてくるものもあります。会社名義の香典は、慶弔費として会社の経費に計上されます。そのため、香典返しを準備する必要はありません。

 

香典返しの費用相場は下記記事でも解説しています。

法事の香典の金額相場は? 関係性別の相場を分かりやすく解説

5 家族葬でおすすめの香典返しの品物

家族葬における香典返しには、どのようなものを用意すれば良いのか、また避けた方が良いのかを把握しておきましょう。

 

なお、香典返しについては下記ページでも詳しく解説しているのでご覧ください。

香典返しについて>

5-1 家族葬でよく選ばれる香典返しの例

家族葬でよく選ばれる香典返しとしてお茶やお菓子、タオルや洗剤、石けんなどが挙げられます。いずれも消耗品であるため、不祝儀が残ることを避ける香典返しに適している点が特徴です。お菓子を選ぶ際は、個包装されていて日持ちするものを選ぶと、相手に負担をかけずに済むでしょう。

 

 

また、カタログギフトも香典返しに適している品物です。カタログギフトはリストの中から受け取った人が欲しいものを選べるため、それぞれのライフスタイルに合ったものを贈れます。

 

カタログギフトにはさまざまな価格帯が用意されているため、予算に応じたものを選びやすいというのもメリットです。

5-2 香典返しで避けた方が良いもの

香典返しでは、肉や魚といった「四つ足生臭もの」と呼ばれる品物は避けましょう。また、お酒や鰹節といった慶事で用いられるものも避けるべきとされています。

 

上記以外にも、商品券のように金額が分かる香典返しも避けた方がよいとされています。

6 家族葬であっても香典返しが必要になることがある

家族葬であっても香典を受け取った場合は、香典返しが必要です。香典返しは即日返し、後返しのいずれかで送ります。また香典返しの費用の目安は、受け取った香典の半額から1/3ほどです。肉や魚などは避けて、後に残らないものやカタログギフトを選びましょう。

 

くらしの友では、家族葬に関するさまざまなご相談を受け付けています。香典や香典返しの対応など、家族葬で不明な点があればお気軽にご相談ください。

 

くらしの友の葬儀についてはこちら>

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