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つたえたい心の手紙 傑作選

つたえたい、心の手紙 傑作選第3弾:ぼく、結婚したよ!

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日ごとに寒さが身にしみる頃となってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

くらしの友では、亡くなった大切な方に向けて、生前伝えられなかった想いを手紙に綴っていただく、「つたえたい、心の手紙」活動を2008年から実施しています。くらしの友のWebサイト内にて、金賞・銀賞に選ばれた作品の全文をご紹介していますが、まだ掲載されていない作品のなかにも、想いのこもった素敵なお手紙が多数あります。
そこで、「つたえたい、心の手紙」事務局より、まだWebサイトでは公開されていないお手紙の中から、ぜひ読んでいただきたいお手紙を傑作選として、テーマや季節に合わせて定期的にご紹介いたします。

第3弾となる今回は、寒さが身にしみてくる季節だからこそ、家族の愛によりいっそう温かみを感じるのではないでしょうか。そんな冬の季節に読んでいただきたい、こたつ&おでんのエピソードが印象的な孫から祖母へ宛てたお手紙を1つご紹介いたします。

<孫から祖母へ> ぼく、結婚したよ!

ばあちゃん、長いこと待たせたね。ぼく、やっと結婚したよ。
 30代半ばを過ぎても結婚しない初孫のぼくに、「早くお嫁さんをもらって、ひ孫の顔を見せてくれ」といつも言っていたね。そして、ぼくより年下のいとこたちが結婚するたびに、ばあちゃんは「次はかずちゃんの番だな」とせっついたね。
 正直に言うと、そんなばあちゃんの言葉が煩わしいと思った時もあった。でも、10人以上もいる孫の中で、ぼくは特に可愛がってもらった。それに、転職を繰り返したり、いろんな病気に罹(かか)ったりして、心配も迷惑もたくさんかけたから、ばあちゃんには、文句の一つも言えなかったよ。
 それにしても……。ぼくはいい歳になっても、いつまでも、ばあちゃんから小遣いをもらったり、説教をされたりと、まったくダメな孫だったね。でも、ばあちゃんとは誰よりも仲が良かったと思っている。違うかな?
 そうそう、10年くらい前の冬の日。2人で炬燵(こたつ)に入りながらおでんを食べた時のことを覚えていますか。ばあちゃんは、ぼくが作ったおでんを食べながら、「かずちゃんのおでんは本当に美味しいな~。こんなに料理が上手ならお嫁さんはいらないな~」と、ぼくの顔をみながら、いたずらっ子のような顔でポツリと言ったね。
 それに対して、ぼくは「ばあちゃん、実は今付き合っている彼女がいるんだ。もうすぐ結婚するからね」と宣言したね。そして、「まだ決まった訳ではないから、誰にも言わないでね。約束だよ!」と口止めすると、ばあちゃんは「分かった。おらは口がかたいから心配するな」と笑顔で返事をしてくれたね。その時の本当にうれしそうにしてたばあちゃんの顔、今でも忘れられません。

 それなのに、ばあちゃんの最期の時には間に合わなかったぼくの結婚。本当にごめんね。
 今度、嫁さんを連れてお墓まいりに行きます。優しい子だからばあちゃんもきっと安心してくれるはずだよ。だから、楽しみに待っていてね。

(第6回入賞作品/本間 一孝様/年齢:46歳)

「つたえたい、心の手紙」の概要や過去の受賞作品については、下記のページでご紹介しております。

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