葬儀にも非接触の兆し。 葬儀のライブ動画配信やドライブスルー、SNS訃報への抵抗感減少
くらしの友では、2018年11月に実施した「新しい葬儀スタイルに関する意識調査」を2020年7月に再度実施し、その経年比較の調査結果をまとめました。
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調査の背景
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近年の少子高齢化やデジタル家電の普及は、私たちの暮らしに大きな変化をもたらしています。そんな中「終活」という自身の葬儀について考える活動も拡がっており、様々なニーズに対応する新たなスタイルの葬儀サービスがいくつも誕生しています。2018年11月にそれらの新たなサービスに対しての意識調査を実施、多くのサービスはまだまだ受容されない声が多数派でした。
2020年に広がったコロナ禍は世の中の価値観に大きな影響をもたらしています。そんな中において「葬儀スタイルに対しての意識」にはどのような変化がもたらされているのかを測るため同調査を2020年7月に改めて実施しました。
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「新しい葬儀スタイルに関する意識調査」調査概要
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■調査方法 :インターネットによる調査
■有効回答数 :400名
■データ集計期間 :2020 年7 月22 日~7 月27 日
■調査地域 :1都5県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、栃木県、群馬県)
■調査対象 :直近5 年以内に身内以外も参列する参列者21 名以上の葬儀の喪主(準ずる立場)を経験した
40 歳~70 歳の方
■性別 :男性:200 人(50%)、女性:200 人(50%)
■年齢 :40 代:100 人(25%)、50 代:100 人(25%)、60 代100 人(25%)、70 代100 人(25%)
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調査対象サービス
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・ロボット導師による読経サービス
・葬儀のドライブスルーサービス
・葬儀のインターネットライブ動画配信サービス
・映像照射式の祭壇
・スマートフォンのSNS等を活用した訃報・葬儀案内 連絡サポートサービス
・散骨
・樹木葬
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調査結果(サマリー)
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① 「散骨」「樹木葬」が新しい葬儀のスタイルの中で最も認知されていた。また、「葬儀のインターネットライブ動画配信サービス」は2018 年の調査から最も認知が拡大し、前回の3 倍以上の結果となった。
② 最も抵抗感が下がった「葬儀のインターネットライブ動画配信サービス」は、前回調査比で約10%減少した。
③ 「SNS 等を活用した訃報・葬儀案内」に対する抵抗感は55.3%と約半数まで低下。特に60 代・70 代の抵抗感の減少が著しく、抵抗感のある理由だった「スマートフォンを持っていない」という回答が減少した。
④ 2018 年の調査で95%が抵抗感を示した「ロボット導師による読経サービス」は、今回調査でも95%が「抵抗あり」と回答。前回調査と同じ結果となり、最も抵抗感が高かった。
⑤ 「樹木葬」は前回調査と同様、「取り入れてみたい」と回答した人が50%を超え、今回調査でも唯一過半数の回答者に受容された新しい葬儀のスタイルだった。
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調査内容・取材・掲載に関するお問い合わせ
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