つたえたい、
心の手紙
いまは会えないあの人に
「つたえたい、心の手紙」
この活動を通して
「つたえたい、心の手紙」は、書くことで心の整理をする機会となる一方、読者の方からも、今ある大切な人たちと過ごす時間に改めて喜びを感じることができるという声が寄せられています。
この活動を通じて、手紙がもっている、“手紙を書いた本人だけではなく読んだ方への癒す力”“家族や友人との絆を再確認し、前向きに生きる気持ちにさせてくれる力”を皆様に少しでもお伝えできればと思います。
編集長が選ぶ、
今週の珠玉の1通
惜しくも受賞は逃したものの、作者の方の想いが強く感じられる作品を「珠玉の1通」としてご紹介いたします。
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オヤジへ。
オヤジ、この数年、おふくろから朝にかかってくる電話が怖くてしょうがなかった。ただ、思いもかけず、その恐怖から開放されることになった。
それは、オヤジ、あなたが突然、いなくなってしまったから。
オヤジがいなくなる数日前、そんなことなど予想さえしなかったけれど、なぜか、オヤジといろいろ話し込むことができたよね。
その時、ふと感じることができたんだ。
「オヤジと考え方がシンクロするようになった」
(35年もかかるんだ…)そんなことを感じながらも、なんだか、心地良く、実家を後にした。
でも、それが最後になるとは思わなかった。
オヤジからまだまだいろいろ教わりたかった。かわいい嫁や孫の顔を見せてやりたかった。
そんなことも考えた。
ただ、オヤジ、それくらいなんだ。
たくさん話したから。たくさん笑ったから。たくさんケンカしたから。たくさん一緒に泣いたから。
オヤジとの別れ、後悔していない。言い付け通りでしょ(苦笑)
オヤジは気づかなかったかもしれないけど、最期、みんなでオヤジの手をつないでた。
オヤジの手、冷たかった。でも、その手に込めた、おふくろ、姉貴、弟、オレの気持ちは、とても強く、温かいものだったと思う。
オヤジはいなくなってしまったけど、家族は、強い絆で結ばれた。
「元気なんだろ…?」たまに、オヤジが語りかけてくれているような気がする。
もちろん、元気です。
だから、安心してください。あなたが築いた家族は、必ず、必ず、守り抜きます。「心の手紙」に
寄せられたご感想応募者の方の声
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静岡県・50代・⼥性
応募をきっかけに、改めて⽗や⺟への想いを⾔葉にすることができました。
忙しさにかまけて、⾒ないふりをしてきたような気がします。こんな⾵に感じていたんだ、と⾃分の事ながら、読み返すことができたことが、今、⾃分への⽀えです。
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東京都・10代・⼥性
初めてこの公募を⾒かけて、「祖⽗に伝えたい」その気持ちでいっぱいになり書きました。書いている途中はあれこれ祖⽗との思い出がよみがえって、何度も涙が⽌まらなくなり書くのを中断しましたが、最後まで書き上げられてよかったです。祖⽗に届くように⼼から願っています。
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⼤阪府・60代・⼥性
今まで⼼残りで後悔していたことを⽂章にして、⾃分の⼼の整理をすることができました。
本⼈にはもう伝えることができませんが、今まで内に溜めていた気持ちを吐き出すことで、⼼が少し軽くなった気がします。 -
神奈川県・60代・男性
この作⽂を書くことで、家族を考える良い機会になりました。私のように感じられる⽅は多いと思います。とても良い企画と思いますので、これからもずっと続けていっていただきたいと願います。
読者の方の声
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富⼭県・60代・男性
⾝に染みるお話ばかりで涙が溢れてきました。⾃分の⾝の回りにいる⼈やお世話になった⽅を⼤事にし、⼈の痛みや悲しみを知り、思いを同じにすることでその⼈の気持ちをより深く理解することができるのだと思いました。
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愛媛県・40代・⼥性
過去の作品を読ませていただきました。それぞれの⽅の⼈⽣や⽣き⽅、思いが伝わり、⼼が温かくなりました。⾃分の⽣き⽅や⼈⽣を振り返り、今に感謝する良い機会になりました。
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埼⽟県・70代・⼥性
毎年楽しみにしておりますそして何度も繰り返し読ませていただいています。
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岡⼭県・40代・男性
毎回、読むたびに普通の⽣活が当たり前ではなく、有り難い事なんだと思います。
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