葬祭に関するさまざまなまめ知識をご紹介します。
代表的な仏教行事
お彼岸やお盆などの年中行事は、ご先祖様や故人へ思いを馳せる大切な日です。以下に代表的な仏教行事をご紹介いたしますので参考にしてください。
●花まつり4月8日の花まつりは、別名では「潅仏会(かんぶつえ)」、「仏生会(ぶっしょうえ)」とも呼ばれ、仏教を開いたお釈迦様の誕生日をお祝いする日です。
お釈迦様が誕生した際、甘露の雨が降りそそいで身を清めたという言い伝えから、仏教寺院や幼稚園などでは、生誕の地ルンビニーの花園を模した花御堂に誕生仏(赤ちゃんの姿のお釈迦様の像)を安置し、上から甘茶をそそいでお祝いします。
●お彼岸「彼岸」はサンクスクリット語の「波羅密多(はらみた)」からきた言葉といわれ、亡くなった仏様が迷いの世界である「此岸(しがん)」から、円満成就した悟りの世界「彼岸」へ至ることを願う行事です。春は3月21日頃の春分の日を挟んで前後3日ずつ、秋は9月21日頃の秋分の日を挟んで前後3日ずつのそれぞれ1週間のことをいいます。
お仏壇や墓前には季節の花やおはぎ(ぼたもち)、団子をお供えします。
●お盆お盆は、ご先祖様や亡くなったばかりの新仏(にいぼとけ)の精霊(しょうりょう)、無縁仏をご供養する行事です。
伝統的には旧暦7月15日に祝われましたが、明治6年に新暦が採用されてからは、旧暦7月15日のほか、新暦7月15日、新暦8月15日のいずれかで行うようになりました。期間は、新暦7月13~16日、月遅れの場合は新暦8月13~16日に行いますが、地方により日程や風習は異なります。
一般的に13日には、仏壇を掃除して仏具を磨き、また、精霊棚を作って盆提灯や野菜・果物、故人の好物などを供えます。墓参りの後は迎え火を焚き、提灯に火をともして精霊を迎えます。親戚や故人の友人を招いて僧侶読経の後、精進料理でもてなし、15日か16日に送り火を焚いて精霊を送り出します。
数珠(念珠)
数珠(念珠)は、本来は宗派によってデザインが異なるものですが、現在市販されているものの多くはどの宗教にも通用するようになっています。
●男性用 女性用市販の数珠(念珠)には男性用と女性用とがあり、現在では材質、玉の大小などの違いで分けられています。種類には、男性用に黒檀(こくたん)、紫檀(したん)といった木製のものが多く、女性用には菩提樹(ぼだいじゅ)の実、メノウ、水晶、ガラス、真珠、白珊瑚(さんご)などが用いられています。
左、男性用、右、女性用
●数珠(念珠)の持ち方数珠を持ち歩くときは、左手首にかけるか手で持ちます。合掌のときは、短い数珠の場合は合わせた両手の親指と人さし指の間にかけ、親指で押さえるようにします。長い数珠を使うときは、両手の中指にかけてすり合わせます。
神式の場合、数珠は使用しません。
例:片手念珠(念珠)の持ち方



