葬際関連まめ知識:仏壇

手を合わせるだけで、気持ちが安らぐ。素直になれるような気がする───。
あなたや家族を見守り、精神的な支えとなるお仏壇についての基本をご紹介します。

お仏壇について

お仏壇は「家庭の中の小さなお寺」といわれ、それぞれの家が信仰する宗派の本尊(仏像)を安置するとともにご先祖様の霊をお祀りする場所です。心の中にいる大切な人たちと現在を繋ぎ、対話の場となる役目もあるため、ご家族にとって心の拠りどころでもあります。
また、日々手を合わせ、自分を見守ってくれている存在を感じることは、感謝の心や前向きな姿勢へとつながり、豊かな感性が育まれます。

お仏壇の購入時期

購入時期に特に決まりはなく、お仏壇が必要になった時がちょうどよい購入機会です。
但し、ご葬儀が発生した場合は、ご葬儀でお祀りした白木の位牌を忌明け法要後にお寺に納め、ご自宅には漆塗りや唐木の本位牌をお祀りします。したがって、忌明け(三十五日または四十九日)までにお仏壇をご用意するほうがよいでしょう。

お仏壇を購入する際の注意点

お仏壇は宗派によって異なる場合がありますので、自分の家の宗派にあったものをお選びください。また、置く場所や他の家具との調和を考えて、仏壇のサイズや色などを選ぶとよいでしょう。
宗派によるお仏壇の違いやご要望に合ったお仏壇探しなど、不明点はくらとも仏壇のスタッフがご説明いたしますのでお気軽にお尋ねください。

お仏壇の買い替え方法

お仏壇の買い替えの際は、菩提寺へお願いして古い仏壇の「閉眼供養」をし、新しい仏壇には「開眼供養」を行うのが一般的です。
古い仏壇の処理に関しましては、新しい仏壇を購入する店舗に引き取りの相談をするとよいでしょう。
お焚き上げ

お仏壇の材質

主にお仏壇の材質は塗りを施した木製品です。木材の種類によって風合いや特長が異なりますので、お好みのものを実際に店舗で見て比べてみるのもよいでしょう。
以下にお仏壇で使用される代表的な木材の特徴をご紹介いたします。

木材 黒檀 黒檀重硬で強靭な材で、黒と赤褐色が交互に現れる縞模様が美しく耐久性も高い事から、仏壇の材料としては最高級とされております。

木材 紫檀 紫檀重硬な材質で芯材は褐色、ダークブラウンの木目が特徴です。
昔から、美しいキャビネット用材として高く評価され、今日でも高級家具用として人気の材です。
古都の材料として使用しております。産地や材質の違いでホンジュラスローズウッド、パオロッサ、ソノケリンなどの種類もあります。

木材 タモ タモ硬く強靭で、軽く、曲げ性能、衝撃性能に優れる良質の素材です。家具や建材など以外に、野球のバットの材料としても重宝されています。

木材 アニグレ アニグレ 別名をシルバーハートとも呼ばれ、芯材は桃色を帯びた白褐色で美しい縮杢が出ることがあります。家具、建築材、建具などに使われます。

木材 ウォールナット ウォールナット北米が産地で、正式にはブラックウォールナットです。ウォールナットは、木目が美しく、ヨーロッパ家具を代表する材でもあり、世界三大銘木の一つです。

木材 カーリーメープル カーリーメープル楓の一種で、木目が波状模様の美しい<もく>を形作ります。美しい光沢と優れた耐久性を誇り、机や楽器、装飾品などに使われています。

木材 ナラ ナラコナラやミズナラの総称ですが、ジャパニーズオークとも呼ばれ、欧州の落葉オークに類似しています。重硬で木目が美しいことから高級家具材に使われております。

木材 サペリ サペリ心材ははじめ桃色で時間の経過とともに赤褐色に変化。ピアノの外装材にも使用されます。

位牌について

故人の霊を祀るため、戒名や法名を記した牌(ふだ)を位牌といいます。一般に葬儀で白木の仮位牌(野位牌)を用います。白木の仮位牌は三十五日または四十九日の忌明け法要時にお寺か墓地に収め、塗りか唐木の本位牌に変えます。この時、故人の子供が別々に暮らしている場合、それぞれの家庭でお参りができるよう、人数分の位牌をつくることもできます。

位牌の数が多くなりお仏壇に収まらなくなった場合は、いくつかの位牌をまとめて収納することができる回出位牌(くりだしいはい)がございます。また、宗派によっては折り本形式などの過去帳が必要となる場合がございます。
デザインや種類も多数ございますので、お気軽にご相談ください。
回出位牌、過去帳

お仏壇の置く方角

お仏壇の安置場所や方角に良し悪しはありません。ご家族がお参りしやすい場所があればそこが最も良いのではないでしょうか。どうしても気になるという場合は、古来より位の高い人が位置するとされた北を背にした「南向き」や、西方浄土といわれ、西に向かって手を合わせる「東向き」に安置するとよいでしょう。

お仏壇のお手入れ方法

普段のお手入れとしては、毛バタキで軽くホコリを払い、やわらかい布で乾拭きをしてください。細工が繊細な部分は小筆の先などで、ホコリを払ってください。軽い汚れはぬるま湯にひたしたやわらない布を固く絞り、汚れを拭き取ってください。金箔のお仏壇は強くこすったりすると金箔が剥げ落ちることがありますので、注意してください。
また、香炉の灰は専用の「灰ふるい器」を使うと簡単にきれいになります。当店ではお手入れ用品もご用意しておりますのでお気軽にご相談ください。